US GAAP Weekly Update 2/28/2013

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US GAAP Weekly Update 2/28/2013


■ FASB、その他包括利益累積額からの組替に関する最終指針を公表

FASBは、財務諸表作成者にその他包括利益累積額(以下、「AOCI」)からの組
替に関する情報を1カ所にまとめて報告することを要求するASU 2013-02を公表
しました。本ASUは、また、企業に対しAOCI残高の変動の報告を要求しています。

同一の報告期間中にAOCIからそのまま純利益に組替される重要な項目について
は、純利益が表示されている計算書上の各項目に組替がもたらす影響について
報告すること(純利益が表示されている計算書の本表、又は注記において)が
要求されます。同一の報告期間中に純利益にそのまま組替されない項目につい
ては、現在米国GAAPに基づき要求される他の開示(たとえば、棚卸資産に計上
されている年金額)へのクロス・リファレンスが注記において要求されます。
上記の情報は、1カ所にまとめて(損益計算書の表示項目別に財務諸表の本表
においてカッコ書きするか、又は注記において)表示しなければなりません。

公開企業は、本ASUによって要求される情報(たとえば、AOCI残高の変動やAOCI
からの組替)を期中及び年次報告期間において提供しなければなりません。非
公開企業は、AOCI残高の変動については期中報告期間と年次報告期間の両方に
おいて開示し、AOCIからの組替については年次報告期間において報告しなけれ
ばなりません。

公開企業では、当該ASUが2012年12月16日以降に開始する年次報告期間及びそれ
らの期中報告期間(暦年基準の会社では2013年度の第一四半期)より適用され
ます。また、非公開企業では当該ASUは2013年12月16日以降に開始する年次報告
期間から適用され、その後は年次及び期中報告期間で適用されます。本ASUは将
来に向かって適用され、早期適用も認められています。
 

■ To the Point: FASBによる新たな分類及び測定モデルの提案

FASBは、特定の分野について米国基準とIFRS第9号間のコンバージェンス(収
斂)を進めることとなる、すべての企業を対象とした金融商品の新しい分類及
び測定モデルを提案しました。金融資産は、金融商品のキャッシュ・フローの
特徴と、当該金融商品を管理する企業のビジネスモデルに基づいて分類及び測
定されます。

提案によれば、現行の実務と比べ、多くの資本性投資をはじめとする、より多
くの金融資産が純損益を通じて公正価値で測定されることになります。一方、
金融負債については、一定の限定的な例外を除き、通常は償却原価で測定され
ることになります。なお、公正価値オプションの適用は、限られた状況におい
てのみ認められます。