ニュースリリース

2012年6月11日

2012年の世界ナンバーワンの起業家が決定エクイティ銀行(ケニア)のジェームス・ムワンギ氏が『World Entrepreneur Of The Year 2012』を受賞

「World EOY 2012」受賞者決定

プレス窓口
EY Japan

複合的サービスを提供するプロフェッショナル・サービス・ファーム

新日本有限責任監査法人が実施する起業家表彰制度『アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(Entrepreneur of The Year、以下EOY)』の世界大会である『ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(World EOY)2012』 (アーンスト・アンド・ヤング主催)が2012年6月10日(現地時間)、モンテ・カルロ(モナコ公国)のサル・デ・エトワールで開催され、ケニアのエクイティ銀行(Equity Bank Limited)のCEO兼マネジングディレクターであるジェームス・ムワンギ(Dr. James Mwangi)氏が世界ナンバーワン起業家として"World Entrepreneur Of The Year 2012"を受賞しました。
ムワンギ氏は51カ国から集まった59人の『アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー』代表から選出されました。

エクイティ銀行は、中東アフリカで最大の顧客基盤を擁する銀行であり、またアフリカ資本が過半数を占める同地域で最も大きな企業です。同行は、ケニアにおける全銀行預金口座の過半数である700万を超える口座を有します。またほかにも、ウガンダ、南スーダン、ルワンダ、タンザニアでも事業を展開しています。

トロイカ・ダイアログ(露/投資銀行)の社長で審査委員長のルーベン・バーダニアン氏は、「ムワンギ氏はアフリカ全域の人々に、彼らが今まで一度も手にできなかった資金を提供することにより、人々の生活を一変させました。また、エクイティ銀行は優れた業績を上げて、急成長を続けています。」とコメントしています。

"World Entrepreneur Of The Year"の受賞に 歓喜するムワンギ氏

"World Entrepreneur Of The Year"の受賞に歓喜するムワンギ氏
※上記の写真データをご希望の方は、
EOY運営事務局までご連絡ください。

ムワンギ氏は次のように述べています。「私はエクイティ銀行の行員とお客さまを代表してこの賞をいただいたことを誇りに思います。アフリカの社会経済情勢を変えるために、アントレプレナーシップのパワーを信じて取り組んできたアフリカの人々が世界的に認められたことによる表彰と受け止めています。」

アーンスト・アンド・ヤング戦略的成長市場のグローバル・バイス・チェアである、マリア・ピネリ氏は次のように述べています。「ムワンギ氏はエクイティ銀行の改革を、アフリカのビジネスで最も輝かしいサクセスストーリーの一つにするという重要な役割を果たしました。彼の成功は、真に起業家精神を体現する感動的なストーリーであり、その革新的なビジネスモデルは世界の他の地域でも展開できる可能性があります。」

アーンスト・アンド・ヤングの会長兼CEOであるジム・ターリー会長はこう述べています。「過去26年間、経済の成長期であれ停滞期であれ、どのような組織や企業よりも イノベーションや雇用の創出、そして経済の繁栄に貢献してきたのが起業家です。ムワンギ氏は傑出した起業家であり、ビジョンと決意を象徴する存在です。彼はWorld EOY 2012の受賞に極めてふさわしい人物です。」

  • 番組放送と受賞者のインタビューは、こちらからダウンロードおよびインターネット上にて閲覧可能です。

エクイティ銀行のジェームス・ムワンギ氏について

ムワンギ氏はエクイティ銀行を経営不振のマイクロファイナンス機関から上場商業銀行へと変革する上で重要な役割を果たしました。また、同氏は、国民が自身の可能性を最大限に発揮できるように、近代的ですそ野が広い金融サービスを提供することで、国民の生活を社会的にも、経済的にも変えることを銀行の目標にして事業を推進しました。

同行は、中東アフリカで最大の顧客基盤を擁し、アフリカ資本が過半数を占める同地域で最も大きな企業です。同行が有する700万超という口座数は、ケニアにおける全銀行預金口座の過半数に当たります。またほかにも、ウガンダ、南スーダン、ルワンダ、タンザニアでも事業を展開しています。

ムワンギ氏は、(サハラ以南のアフリカで唯一の)レベル4のデータセンターほか、3,500万の口座に対応できる堅牢なITプラットフォームに対する同行の投資において大きな役割を果たしました。これにより、エクイティ銀行は銀行業務と携帯電話のシナジーを実現する点で他を主導しています。そのほかの革新的なサービスには、世界初のモバイル中心の銀行口座であるMkesho(*1)、オレンジテレコム(*2)加入者のためのモバイル送金プラットフォームであるオレンジマネー、およびエージェンシーバンキング(agency banking)が含まれます。

戦略的な資本政策により、エクイティ銀行は、Helios EB(英/投資銀行)から中東アフリカの歴史上最大の単独出資(1億8,000万米ドル)を得ることに成功しました。

一方、ムワンギ氏は、エクイティ銀行が既に展開するCSRプロジェクトを拡大するために設立された、エクイティグループ基金の会長も務めています。アフリカにおける多様な社会経済的なニーズを認識して、基金は6つの分野のプログラムを明らかにしています。それは、教育およびリーダーシップ育成、農業、財務会計能力の育成とアントレプレナーシップ、健康、イノベーション、環境サステナビリティです。また同基金は、アフリカで最大の中等教育およびリーダーシップ奨学金プログラムを設立するためにマスターカード基金と提携しました。

2009年度~2010年度に同行の取引高は、32%増加、資産は42%増加しました。ムワンギ氏は、2010年ファイナンシャル・タイムズの新興市場のビジネスリーダー上位50人に選ばれています。

(*1) Mkesho エクイティ銀行とSafaricom(ケニアの携帯通信会社)と共同でサービスをしている携帯電話を利用した貯金口座。
(*2) オレンジテレコム             フランステレコム(仏)が提供している通信事業

World EOYとは

World EOYは、起業家の輩出をグローバルに支援するプログラムです。2001年より、毎年開催され、世界各国でEOY代表に選出された受賞者が参加し、その努力と功績が称えられます。
さらに、参加起業家の中から"The best of best"として、その年の世界ナンバーワンの起業家"World Entrepreneur Of The Year"受賞者が選出、表彰される国際的なイベントとなっています。

World EOY審査委員会:

審査委員会はEOY受賞経験者である著名人など独立した第三者で構成される委員会です。トロイカ・ダイアログの社長であるルーベン・バーダニアン氏(2004年度ロシア受賞者)を審査委員長とし、日本からは、行方國雄氏(TMI 総合法律事務所/2010~2012年度日本審査委員)が審査委員として参加しています。

アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)とは

アーンスト・アンド・ヤングのアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)は、起業家にとって世界で最も名誉ある賞といえます。このユニークな賞は、可能性を持つ人々の起業家としての活動を奨励し、先見性、リーダーシップ、功績により人々に希望を与える人物の貢献を称えるという点で、他の賞とは異なります。
世界で初めて創設された、唯一そして真の意味でのグローバルな賞であるアーンスト・アンド・ヤング・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)は、世界50カ国、140を超える都市における地域、国、グローバルな表彰制度を通じて、成功し、成長を続ける、そしてダイナミックなビジネスを確立し、これを率いる起業家を称えています。

日本においては、EOY Japanとして、日本のアントレプレナーを国際的なステージに輩出する唯一の起業家表彰制度として、2001年より実施しており、本年で12年目を迎えます。
EOY Japanは、アントレプレナーシップのロールモデル選出に取り組むとともに、本プログラムを通じ、世界に進出する起業家の支援、起業家コミュニティの形成など、次代を担う起業家のサポートを推進してまいります。

なお、本年も4月23日より「EOY 2012 Japan」の一般公募を開始しております。「EOY 2012 Japan」の詳細につきましては、次のURLをご参照ください。https://eoy.eyjapan.jp

歴代World EOY受賞者

2012年       ジェームス・ムワンギ氏 (エクイティ銀行/ケニア)
2011年 オリビア・ラム氏 (ハイフラックス/シンガポール)
2010年 マイケル・スペンサー氏 (ICAP/英国)
2009年 ツァオ・ダーワン氏 (フーヤオガラス/中国)
2008年 ジャン・ポール・クローゼル氏 (アクテリオン ファーマシューティカルズ/スイス)
2007年 ギー・ラリベーテ氏 (シルク・ドゥ・ソレイユ/カナダ)
2006年 ビル・リンチ氏 (インペリアル・ホールディングス/南アフリカ)
2005年 ウェイン・ハイゼンガ氏 (ハイゼンガ・ホールディング/米国)
2004年 トニー・タン・カクティオン氏 (ジョリビー・フード・コーポレーション/フィリピン)
2003年 ナラヤナ・ムルティ氏 (インフォシス・テクノロジーズ/インド)
2002年 ステファン・ヴィールズマイヤー氏 (ブレイン・ラボ/ドイツ)
2001年 パオロ・デラ・ポルタ氏 (サエズ・ゲッターズ/イタリア)

この発表資料は2012年6月10日にモンテカルロ(モナコ公国)で
アーンスト・アンド・ヤングが発表したニュースリリースを基に作成しています。

                                                                                                                                                              以上

本件に関するお問い合わせ先

新日本有限責任監査法人  アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー運営事務局

Tel 03 3503 1004   Fax 03 3503 1869

https://eoy.eyjapan.jp

 

報道関係のお問い合わせ 

EY Japan BMC (Brand, Marketing and Communications)

Tel 03 3503 1037