IFRS Developments:開示規定を開発するための新たなガイダンス

IASBは、2023年3月8日にIFRS会計基準の開示要求を開発し草案を作成するためのアプローチを改善することを目的とした、「的を絞った基準レベルの開示レビュー」プロジェクトを完結したことを発表しました。公開草案では、当該アプローチを適用し、IFRS第13号「公正価値測定」及びIAS第19号「従業員給付」の開示規定を改訂することを提案していましたが、本公開草案に対するコメントを検討した結果、IASBは、IFRS第13号とIAS第19号に対し提案されている改訂については先に進めないことを決定しています。

本稿では、本プロジェクトの概要、再審議の結果及び新ガイダンスの公表について解説しています。

「IFRS Developments第212号 2023年3月」をダウンロード

英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。 

New guidance from the IASB for developing disclosure requirements



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