ニュースリリース

2019年1月21日

EY、カーマイン・ディ・シビオを次期グローバル会長兼CEOに選任(2019年7月1日付で就任)

プレス窓口
EY Japan

複合的サービスを提供するプロフェッショナル・サービス・ファーム

EYは、グローバル会長兼CEOのMark Weinberger(マーク・ワインバーガー)が2019年6月30日付で退任し、その後任としてCarmine Di Sibio(カーマイン・ディ・シビオ)が、2019年7月1日付で就任することをお知らせいたします。

ディ・シビオは、2013年よりクライアントサービス担当のグローバル・マネージング・パートナーを務め、EYの戦略実行を牽引してきました。EYは、2018年6月期の売上が約350億米ドルとなり、世界150カ国以上において27万人を超える人員を擁しています。ディ・シビオは、4つの地理的エリアと4つのサービスラインに対する全般的な責任を担っており、最新テクノロジーへの投資(総額10億米ドルに上る)の管理、そしてEYにおけるイノベーション施策の中心的役割を果たしています。また、買収・アライアンス戦略立案の主要メンバーとして重責を担い、幅広い分野においてEYのリソースとケーパビリティの拡大に貢献してきました。

また、ディ・シビオは、EYにおけるさまざまな意見や考え方、異なる文化的バックグラウンドの力を最大限に引き出すために設置されているグローバルD&I(多様性と受容性)運営委員会の共同議長も務めています。この取組みは、業界で最高の成果を上げることのできるチームを構築するというEYの戦略的重要施策の一つです。

ディ・シビオは、1985年にEYの一員となり、アドバイザリーとアシュアランスのパートナーとしてEYの金融機関のクライアントの多くにサービスを提供してきました。また、EYグローバル金融市場エグゼクティブのチェアマン、AmericasエリアのFSO(金融機関)部門のトップであるリージョナル・マネージング・パートナーという要職を歴任しました。また、ディ・シビオは、現役の公認会計士(CPA)でもあります。

ワインバーガーは次のように述べています。

「ディ・シビオは、監査業務およびEYで最大のクライアントに従事してきた年月に裏打ちされた豊富な経験を有し、多様性を尊重する優れたリーダーです。彼は、多様性に富んだインクルーシブなチームがいかに重要であるかを理解しており、EYのメンバーたちが能力を最大限に発揮するために、どのように牽引するべきかを心得ています。私はEYが最良の選択をしたと信じており、ディ・シビオはこの変革の時代において、同職に最もふさわしい人物です。」

次にディ・シビオは次のように述べています。

「これまでの33年間を過ごしてきたこの最高の組織を率いるリーダーとして私を選出していただいたことを、光栄に思います。より良い社会の構築(Building a better working world)を目指して、EYが資本市場で担っている役割、そして27万人のEYメンバーの一人ひとりが日々取り組んでいる仕事を、私は非常に誇りに思います。過去6年間、EYのVision 2020戦略を立案し実行していくために、マーク、そしてリーダーシップチームと共に仕事ができたことは、素晴らしい機会でした。EYがこれまで築いてきたレガシーと強固な基盤を、今後さらに発展させていくことを、心から楽しみにしています。」

なお、ワインバーガーは、グローバル会長兼CEOとして、EYがマーケットの急激な変化に適応するための変革を主導しました。彼の任期中に、EYは年平均売上成長率8.5%を達成し、売上高は50%増加しました。また、この間、新たに10万人以上がEYメンバーに加わり、その中にはデータ専門家およびアナリティクス専門家が2万人、データサイエンティストが2千人以上含まれていました。そして、EYの理念であるBuilding a better working worldを打ち出し、理念を原動力とする組織へと進化させてきました。EYの内部においては、「最高の成果を上げることができるチーム」というカルチャーを生み出し、EYメンバーの育成に力を注ぎました。

ダイバーシティを組織のあらゆるレベルで向上させ、よりインクルーシブなカルチャーを生み出し、新興国出身の女性パートナーの数を増やし、メンバーの離職率を引き下げ、EYグローバルエグゼクティブをよりダイバーシティのあるチームへと発展させました。ワインバーガーは過去12年間EYグローバルエグゼクティブに在任し、2012年からグローバル会長兼CEOとしてEYを主導し発展に注力してきました。

 

カーマイン・ディ・シビオの経歴

クライアントサービス担当のグローバル・マネージング・パートナーとしてEYの戦略実行を主導。(EYでは現在、27万人強のメンバーが、世界150カ国以上でクライアントにサービスを提供し、FY18の売上げ約350億米ドルを達成。)さらに、EYの4つの地理的エリアと4つのサービスラインに対する全般的な責任を担っており、これらの役割を遂行する中で、EYのイノベーションの取組みを先導。その一環として、今後2年間に渡って行われる、新しいテクノロジーへの投資(総額10億米ドル)の管理も担当。また、EYグローバル・イノベーション・チームの立ち上げをサポートし、EYが既存サービスの変革と新しいソリューションの創出にテクノロジーを活用する方法を再定義。さらに、買収やアライアンスを通じたダイナミックなエコシステムの構築というEYの戦略実行により、新しく発展を遂げている数々の分野においてEYのサービス拡大に貢献。

2013年に現職(クライアントサービス担当のグローバル・マネージング・パートナー)に就任する以前は、金融機関に対するサービス提供の豊富な経験を活かし、EYの数々のグローバルオペレーション職およびグローバルリーダーシップ職を歴任。また豊富な国際経験によって養われた、世界中の文化およびクライアントへの深い洞察を保有。

EYにおけるさまざまな意見や考え方、異なる文化的バックグラウンドの力を最大限に引き出すために設置されているグローバルD&I(多様性と受容性)運営委員会の共同議長も務めており、これは、EYの戦略的重要施策の一つである「最高の成果を上げることのできるチーム」を作り上げていく上で、非常に重要な役割を果たしている。

1985年にEYの一員となって以来、アドバイザリーとアシュアランスのパートナーとして、EYの金融機関のクライアントの多くにサービスを提供。EYグローバル金融市場エグゼクティブのチェアマン、AmericasエリアのFSO(金融機関)部門のトップであるリージョナル・マネージング・パートナーを務めた。Americas FSOにおいては、EY Risk Management and Regulatory Services(EY リスク対策・規制対応関連サービス)を創設。会計監査分野にも精通。現役の公認会計士(CPA)

3歳の時に家族と共にイタリアから米国へ移住。コルゲート大学で化学学士号、ニューヨーク大学レナード・N・スターン・スクールでMBAを取得。

家族は、妻と4人の子供。米国のニュージャージー州在住。社外では自閉症を持つ人とその家族を支援する財団、「Foundation for Empowering Citizens with Autism and Family Promise」の役員やコルゲート大学評議会のメンバーでもある。

 

マーク・ワインバーガーの経歴

EYのグローバル会長兼CEO。EYは、アシュアランス、税務、トランザクション、そしてアドバイザリーサービスにおけるグローバルリーダー。世界150カ国を超える国々に約27万人のメンバーを擁するEYは、世界最大規模のプロフェッショナルサービス組織の一つである。

EYでの経歴に加えて、G.W.ブッシュ政権での財務次官補(税務政策担当)をはじめ米国連邦政府の要職を歴任。クリントン政権では社会保障諮問委員会の委員に任命され、大統領と連邦議会に同制度のあらゆる側面について助言を行ったほか、大統領直轄の1994年給付金制度および税制改革超党派委員会担当の主席補佐官を務めた。また、全米経済成長税制改革委員会アドバイザー、全米退職政策委員会委員の公職を歴任。

ワシントンDCを拠点とした法律専門のアドバイザリーファームであるワシントン・カウンシルP.C.を共同で設立。同ファームはのちに米国Ernst & Young LLCと合併し、現在はワシントン・カウンシルEYとなっている。

世界経済フォーラム(WEF)において、国際ビジネス評議会メンバーおよび経済成長と社会的包摂のグローバルアジェンダ評議員。ロシアの外国投資諮問評議会(FIAC)では、ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ首相と共に共同議長を、また上海市市長国際企業家諮詢会議(IBLAC)では議長を務めた。現在、米国ビジネス円卓会議の執行委員並びに同会議の税務・財政政策委員会議長、国際統合報告評議会および英米ビジネスの国際アドバイザリーボード委員。オバマ政権ではインフラストラクチャー・タスクフォースの、さらにトランプ政権では元戦略政策フォーラムのメンバーを務め、政策が経済成長、雇用創出、生産性に与える影響について助言を提供。

カタリスト(Catalyst)のボードメンバー並びにカタリスト監査委員会委員長、また米FCLTGlobal (Focusing Capital on the Longterm)、タックス・カウンシル(TTC)、メリーランド州ポトマックのブリス・スクール(Bullis School)のボードメンバーも務める。さらに、「舞台芸術のためのジョン・F・ケネディ・センター」のコーポレート・ファンド・ボードのバイスチェアであるほか、米国国際ビジネス協議会(USCIB)、グレーター・ワシントン・パートナーシップ、コンコルド連合の評議会議員。エモリー大学、ケース・ウェスタン・リザーブ大学でも評議員を務める。

2012年12月、名誉棄損防止組合より功労賞を授与される。2015年9月、米コーネル大学が民間人に贈る中では最も名誉ある経済教育部門のロバートS. ハットフィールド・フェローシップを授与される(この賞は学術とビジネス界のアイディア交換のための機会を提供している)。2015年、税務政策研究所よりPillar of Excellence Awardを授与される。2017年、ケース・ウェスタン・リザーブ大学ウェザーヘッド・スクール・オブ・マネジメントより、会計学の知識と発展において傑出した貢献を果たしたプロフェッショナルプラクティス業界のリーダーに贈られる、ブレーデン賞を授与される。さらに2018年11月には、タックス・ファンデーションよりDistinguished Service Awardが授与される。

ジョージア州アトランタのエモリー大学で文学士、オハイオ州クリーブランドのケース・ウェスタン・リザーブ大学で経営学修士並びに法務博士、ワシントンDCのジョージタウン大学ローセンターで法学修士の学位を取得。ワシントンDCのアメリカン大学コゴッド・スクール・オブ・ビジネスより名誉博士号を授与された。

妻のナンシーとの間に4人の子供がいる。米国メリーランド州ポトマック在住。

 

※本プレスリリースは、2019年1月18日(現地時間)にEYが発表したプレスリリースを翻訳したものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。

英語版リリース
Carmine Di Sibio elected as next EY Global Chairman and CEO; effective July 1, 2019

EYについて

EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダーです。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献します。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.com をご覧ください。

 

EY Japanについて

EY Japanは、EYの日本におけるメンバーファームの総称です。EY新日本有限責任監査法人、EY税理士法人、EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社などから構成されています。各メンバーファームは法的に独立した法人です。詳しくはwww.eyjapan.jpをご覧ください。

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