いつになれば私たちはジェンダー平等を、課題としてではなく、解決策と見なすようになるのでしょうか?

執筆者

Julie Linn Teigland

EY EMEIA Area Managing Partner and EY Global Leader – Women. Fast forward

Passionate about the transformational power of digitalization and innovation and its potential to deliver sustainable, inclusive growth for clients. Prominent voice of the Women20 global agenda.

2 分 2020年3月5日

一歩先を行く組織は、ジェンダー平等が業績の改善、すなわち、自己資本利益率と収益性の向上、そしてリスク管理の強化につながることを認識しています。

ジェンダー平等は、社会権や人権が目指す目標の1つとして広く認知されており、また、マクロ経済環境を改善させる主要な方策であると多くのリーダーが理解しています。職場や社会で女性が均等な機会を得ることを妨げる障壁を取り除くには、積極的な関与、重点的な取り組み、それに行動が必要です。そしてジェンダー平等が実現することは、性別に関係なく私たち全員に長期的価値をもたらしてくれるものなのです。#SheBelongsは単なるハッシュタグではありません。現在直面している、そして将来直面するであろう課題の数々に対処するには、今日では、かつてないほどジェンダー平等が必要とされていることを改めて認識させてくれる存在です。

現状を変えることは難しく、長期的な取り組みが求められます。世界経済フォーラム、国連、OECD、そしてEYが取締役会やCEOを対象として実施している調査で証明されているにもかかわらず、男女格差は縮まるどころか、広がる一方です。ジェンダー平等を実現するには、組織と社会のあらゆるレベルのリーダーに責任を果たしてもらう必要があります。支持を表明したり、公約や誓約をするだけでは不十分です。行動を起こさなければ意味がありません。

行動を起こしましょう。解決の鍵を握るのは私たち自身です。

組織として

  • 上級幹部がインクルーシブネスとジェンダー平等の改善度を評価するための指標を策定する
  • フレキシビリティの向上とケアサービスの強化により、女性のキャリア形成を支援するポリシーを策定する
  • STEM(科学・技術・工学・数学)と関連分野を中心に、女性と少女の生涯学習に的を絞ったプログラムを立ち上げる

組織のあらゆるレベルのリーダーとして

  • 同一労働同一賃金を徹底する
  • 所属する組織やチームの文化に目を向け、⼥性の雇⽤やキャリアの形成に制限を課すような⾏動を減らす
  • 新規採用者数を男女同数にし、その後、幹部レベルに昇進するまで男女同数を維持する

私たち自身も責任を負う必要があります。ポリシーと手順を整えるだけで、ジェンダー平等を実現することはできません。私たち一人一人が、行動を起こすことが大切です。

個人として

  • 同じチームの女性が新たなスキルを学び、習得する機会を得られるよう支援する
  • 性差別的な発言や考え方に気付いたら声を上げる
  • 無意識のうちに周囲の女性に制限を課してしまう可能性があることを意識し、そうした振る舞いを止める

3月8日の国際女性デーに際し、EYがWomen. Fast forward(ジェンダー平等達成を加速させるための施策)を通じて、職場における女性の活躍を促進していることを誇りに思います。女性が「解決策」であることを示すために力を合わせましょう。#SheBelongsを広めましょう。詳しくはこちらをご覧ください:ey.com/womenfastforward

サマリー

職場や社会で女性が均等な機会を得ることを妨げる障壁を取り除くには、積極的な関与、重点的な取り組み、そして行動が必要ですが、実現すれば、すべての人に長期的価値がもたらされます。

この記事について

執筆者

Julie Linn Teigland

EY EMEIA Area Managing Partner and EY Global Leader – Women. Fast forward

Passionate about the transformational power of digitalization and innovation and its potential to deliver sustainable, inclusive growth for clients. Prominent voice of the Women20 global agenda.