IASBがセール・アンド・リースバック取引において生じるリース負債の測定に関する公開草案を公表

国際会計基準審議会(以下、IASB又は審議会)は2020年11月27日に、公開草案「セール・アンド・リースバックにおけるリース負債(IFRS第16号に対する改訂案)」(本ED)を公表した。IASBは、IFRS第16号を改訂し、セール・アンド・リースバック取引において生じる使用権資産及びリース負債を当初測定するにあたり、売手である借手が用いる方法及び当該負債をどのように事後測定すべきかを明確化することを提案している。

セール・アンド・リースバック取引では、ある企業(売手である借手)から別の企業(買手である貸手)へ、資産が移転されると同時に、売手である借手が同じ資産をリースバックする。

IFRS第16号におけるセール・アンド・リースバック取引に関する定めを改善するために本EDが提案されている。これにより、IFRS第16号のセール・アンド・リースバックに関する定めの原則が変わることはなく、セール・アンド・リースバック取引に関係しないリースの会計処理が変更されることもない。

「IFRS Developments 第180号 2020年12月」をダウンロード


英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。 

IASB issues ED on measuring the lease liability arising in a sale and leaseback transaction