日本企業が、海外で上場することができるのでしょうか。

Question

日本企業が、海外で上場することができるのでしょうか。

Answer

従来から、欧米で上場する大手日本企業はありましたが、2010年頃からは、アジアの証券取引所で上場を検討する企業も増えています。

ただし、アジアの証券取引所の全てが、海外企業に開放されているわけではありません。

現時点では、中国本土の取引所、例えば、深圳取引所や上海証券取引所等には海外企業が上場することはできません。海外企業の株式が上場できる主なアジアの証券取引所は、韓国取引所(KRX)、シンガポール取引所(SGX)、香港取引所(HKEx)、台湾証券取引所(TWSE)、台北取引所(TPEx)です。

海外で上場する目的は、日本で上場する目的と同様であり、資金調達や知名度の向上が挙げられます。すなわち、日本での資金調達額より多額に海外で調達できると考えられる企業や、海外での知名度を上げることを目標としている企業は、海外で上場するメリットがあると言えます。