EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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デジタルトランスフォーメーションの機会と課題
テクノロジー企業にとってデジタルトランスフォーメーションはやはり有力な収益機会ですが、人工知能やブロックチェーンなど最新テクノロジーを中心とするケイパビリティが求められるようになってきました。全セクターのCEOのほぼ半数(46%)が、事業の利益率の向上にテクノロジー、自動化、デジタルトランスフォーメーションをできれば利用したいと考えており、テクノロジー企業が提供できるデジタルトランスフォーメーションサービスが求められていることが伺われます。
デジタルは、テクノロジー企業の製品やサービスでも主流を担うようになってきました。デジタルトランスフォーメーションに重点を置くことは、テクノロジー企業が新たな収入源を確保し、将来の成長機会を創出する上で役立つ可能性が高いと思われます。
その一方で、デジタルトランスフォーメーションの加速がデータ量の増大を招き、データプライバシーとサイバーセキュリティという課題をもたらしているのも事実です。一方、データセキュリティは相変わらず収益が大幅に拡大する分野であるものの、データドリブン型のベンチャー事業で慎重な姿勢を取ることがテクノロジー企業には求められます。それは、プライバシー介入や監視資本主義でベンチャー事業に対する規制当局の監視の目が厳しくなっているためです。
重要な検討課題
デジタルトランスフォーメーションの加速で、テクノロジー企業はクライアントのデジタル化を中⼼となって推進できるようになりました。⾃社の⽴ち位置を⾒極め、デジタルトランスフォーメーションジャーニーのどこでクライアント企業を⼿助けする役割を果たせるかを把握することが求められます。同時に、テクノロジーセクターのCEOは、スタートアップ企業を買収し、中核事業には直接関係のない特殊なテクノロジーを利⽤できるようにするなど、⼤胆な⼀歩を踏み出す必要が⽣じるかもしれません。