EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
京都大学で開講する EY Japan寄附講義のオープニングイベントとして、パーパス経営、その核となる人的資本に関する最新動向や課題について解説します。
参加受付を終了しました
2023年4月より EY Japanが京都大学にてパーパス経営の寄附講義を開講することに伴い、オープニングイベントとして、パーパス経営、その核となる人的資本に関する最新動向や課題について、京都大学の砂川教授とともに対面型セミナーを行います。
日時:2023年3月10日(金)14:30~16:30(日本時間)
会場:東京ミッドタウン日比谷8F 日比谷三井カンファレンス Room1
定員:100名
参加費用:無料
対象者:CxO、経営層、人事部門ご担当者
言語:日本語
主催:EY Japan
プログラム:
14:30~14:35 ごあいさつ
14:35~15:05 EY講演
ランジェイ・グラティ氏(ハーバード・ビジネス・スクール教授)の「Deep Purpose」に学ぶパーパス経営の本質
企業経営はこれまでの短期志向かつ株主価値重視の姿勢から長期志向かつマルチステイクホルダー(顧客、従業員、サプライヤー、地域社会など)資本主義へと大きく転換しつつあります。その実現に向けて、経済価値向上と社会価値向上をどちらかでなく、どちらも実現させる成功の鍵としてパーパス経営が今、注目されています。ハーバード・ビジネス・スクール教授ランジェイ・グラティ氏の著書で米国でのベストセラー『Deep Purpose』の日本語翻訳版で解説章を担当した講師がパーパス経営のあり方、よくある誤解、実際の成功事例などを中心に解説します。
EYアジアパシフィック ピープル・アドバイザリー・サービス 日本地域代表 パートナー
鵜澤 慎一郎
15:05~15:50 特別講演
人的資本(ESGのS要素)と財務パフォーマンス
2021年に改訂されたコーポレートガバナンス・コードに示されているように、ESG(環境・社会・ガバナンス)要素を考慮した経営のサステナビリティは重要なテーマです。近年、日本企業は長期的な観点からパーパスとマテリアリティを定め、ESGと経営の統合を進める形で財務的な企業価値の向上を志向しています。本講演では、学術研究や事例研究を紹介しつつ、E要素やS要素が企業価値の向上に貢献する可能性について議論していきます。特に、S要素における人的資源投資やHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)と財務指標の関係性について、京都大学で行っているエンゲージメント調査を取り入れたモデル構築や検証方法を紹介します。また、パーパス経営の重要性に関する最新の研究成果についても紹介します。
京都大学経営管理大学院 教授
砂川 伸幸 氏
15:50~16:15 EY講演
人的資本に関する企業動向と最新課題
「人材版伊藤レポート2.0」の公表や「開示府令」改正に伴う有価証券報告書における人的資本や多様性に関する開示義務化など、さまざまなステークホルダーが人的資本に注目を寄せている中で、各企業はこれまでの取り組みについて「人的資本」という枠組みを通じて捉え直し、よりパーパスや事業戦略との連動性を意識した人材マネジメントへと動き始めています。人的資本関連データを収集・分析する上で必須となっているデータプラットフォームなどのITインフラも含めて、人的資本に関わる企業の取り組みの動向について、最新事例を交えて紹介します。
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 ピープル・アドバイザリー・サービス パートナー
野村 有司
16:15~16:25 パネルディスカッションおよびQ&A
16:25~16:30 クロージング
登壇者:
砂川 伸幸 氏
京都大学経営管理大学院 教授
1989年神戸大学経営学部卒業、証券会社勤務、神戸大学大学院経営学研究科教授などを経て、2016年より京都大学経営管理大学院・経済学部教授。専門は、コーポレートファイナンスとESG経営。主な著書として『コーポレートファイナンス入門』『ゼミナール コーポレートファイナンス』(共著)など。国内外に学術論文を多数執筆。最近の活動として『週刊経営財務』への連載「ESGと経営財務」(2022年10~12月)がある。日本証券アナリスト協会検定試験員、上場企業の社外取締役、京都大学ESG経営実装研究会座長、一般社団法人ESG情報開示研究会特別会員などを兼任。
鵜澤 慎一郎
EY アジアパシフィック ピープル・アドバイザリー・サービス 日本地域代表 パートナー
EY Japanで国内280名超(2023年1月時点)の人事組織コンサルティング事業責任者および総合コンサルティング部門におけるリーダーシップチームの一員を務める。
専門は人事戦略策定、グローバルHR変革、HRテクノロジーなど。2020年9月にビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科(MBA)の客員教授に就任、2022年9月より青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(MBA)の非常勤講師、2023年4月より京都大学経営管理大学院(MBA)の非常勤講師を担当。主な著書に『HRDXの教科書』『ワークスタイル変革』(共著)。パーパス経営については『パーパス経営入門』(日経産業新聞:2022年)の連載を寄稿した他、ハーバード・ビジネス・スクール教授ランジェイ・グラティ氏の著書『Deep Purpose: The Heart and Soul of High-Performance Companies』の日本語翻訳版(東洋館:2023年2月17日発売)で解説章を担当。
野村 有司
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 ピープル・アドバイザリー・サービス パートナー
京都大学経済学部卒業、大手ベンチャーキャピタル、外資系組織・人事コンサルティングファームを経て現職。18年にわたる組織・人事に関するコンサルティングの経験を持ち、EY Japanのピープル・アドバイザリー・サービスにおけるリワード&HRトランザクション分野を率いる。経営者報酬、組織再編における組織・人事課題、M&AなどにおけるHRトランザクション支援の経験が豊富。直近では人的資本価値に関連して、事業戦略に連動した人事戦略の設計、人的資本の可視化と戦略的活用などに注力している。そのほか人事制度設計、働き方改革におけるアナリティクスの活用、事業再構築局面における雇用調整支援など幅広い問題解決を提供している。
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