EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
日本のみならず全世界においても、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数増加に歯止めがかかっておらず、収束まで数年を要するとの見通しも出ています。一度は感染拡大が抑えられたかに見えても再度ロックダウンを実施する国もあり、今後も新型コロナウイルス感染症の脅威が続くことを前提に、法規制、経済活動、社会活動、テクノロジーの観点から施策を検討していく必要があります。
新型コロナウイルス感染症の流行期には、感染拡大防止への取り組みとして「政府による規制やルールの弾力的運用や緩和」、「適切な経済活動の継続」、「パンデミック・医療崩壊の防止」、「感染拡大防止に向けたテクノロジーの活用」が実施されました。
こうした感染拡大防止への取り組みを踏まえ、今後のヘルスケア業界では「1. 規制当局との手続きのペーパーレス化の進展」、「2. ITを駆使した行動トレース・健康状態管理」、「3. ヘルスケアプレイヤー間の連携促進」、「4. オンライン診療の進展」のトレンドが進んでいくと考えられます。
EYでは、新たに生じたこれらヘルスケア業界のトレンドに対し、ライフサイエンス企業が実施するべき4つのアクションを次のように特定しました。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大を契機に、ヘルスケア業界を取り巻く環境は大きく変化しており、その影響からヘルスケア業界のビジネスにはさまざまな変革が起こると想定されます。
ライフサイエンス企業はこうした変化をビジネスモデル再構築の機会と捉え、ポストコロナの世界に適応するために、4つのアクションを実施していくことが求められます。