EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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マイクロソフト社のクラウド技術とEYの社会・経営上の課題解決力を生かした強力なアライアンスにより、真の変革を求めるクライアントと共にサステナビリティに対する社会的要請に取り組み、生成AI「Copilot」等の先端テクノロジーとデータの利活用を通じて、共に高いビジネス成長の実現を目指します。
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アジャイル手法の導入や、業務自動化によるリソースの最適化と本業への集中、Microsoftアプリケーションを活用した支援とガバナンス、そしてデータ活用による顧客とのコミュニケーションプロセスの改善などを次々と実行する中で、あくまで変革の主軸は常に「人」にありました。
その結果、変革を継続するための協力体制のもと、技術的負債を圧縮し、成長とイノベーションの大規模展開を支える顧客管理システムが稼働しました。
Suzukiは100年以上にわたり、数々のエンジニアリングにおける成功を積み重ね、英国では50年以上にわたって製品販売を続けてきました。現在スズキ株式会社の完全子会社となっているSuzuki英国法人では、現地で長きにわたり自動車やバイク、四輪バギー、船外機を販売しています1。
同社は長い歴史と高い信頼を背景に、ハイブリッド車のラインアップを拡大してきました。しかし一方で、老朽化したシステムがリスクを増幅させ、将来成長するための足かせとなっていることが明らかになりました。
顧客サービスやマーケティングチームは、複数のインターフェースや外部ベンダーによる手動処理に依存した旧来システムを使用していました。その結果、データの信頼性が低下するリスクを抱え、顧客とのコミュニケーションや分析にも悪影響が出ていました。
Suzukiは事業成長に適したプラットフォームを構築し、リスクを減らして自動化を進めるには、オンプレミス環境にあったCRMシステムをMicrosoft Cloudに移行する必要があることを理解していました。こうした目標達成に向けて、同社はMicrosoftのプラットフォームと、EYとMicrosoftのアライアンスにより発足したEY Microsoft Services Groupを選択しました。
「単純なマイグレーションではなく、プロセスを見直し、使い勝手と統合環境を同時に改善することが重要でした。EYのチームが持っていたテクノロジー変革の経験が、旧来システムの統合・移行に役立ちました。そしてデータ品質を維持・改善し、業務を自動化することでリスクを軽減できました。また、アプリケーションサポートサービスを利用し、継続的な支援も受けられました」と、Suzuki CRM Project ManagerであるRussell Brown氏は述べています。
プロジェクトチームは、Microsoftのエコシステム上にあるさまざまなツールやアプリを活用し、シームレスなデータ統合を進めました。最終的に顧客データを全方位で把握し、一括管理するシステムを構築する将来ロードマップを描きました。
こうしてSuzukiは、財務、サプライチェーン、人事などの業務アプリケーションを含むポートフォリオを整備し、将来のニーズに対応できるシームレスなプラットフォーム開発への基盤を築きました。