EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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消費者主導の再生可能エネルギーへの移行をエネルギー事業者が導くには
「オムニシューマー」と呼ばれる新たな消費者の出現は、シームレスで洗練された顧客体験を提供することによって、エネルギー事業者が差別化を図るチャンスをもたらします。
以上のことから、環境、規制、政策、優遇税制が整えば、EV推進の取り組みはその効果を発揮するはずです。とはいえ、EVへ移⾏する機運と購買意欲を維持するにはどうすればいいのでしょうか。それには、従来型の燃料⾞と同等もしくはそれ以上にEVの使い勝手を良くするとともに、利便性、⼿軽さ、信頼性の向上を図るしかありません。結局のところ、こうした変⾰の推進に真の影響⼒を持ち、EVを選ぶか否かを決めるのは顧客です。それゆえ、経済/環境的側面からの取り組みと同じように、顧客がEVを受け⼊れることがEV普及の⼤きな推進⼒となり得ます。
その⼀⽅で、⾃動⾞、電力ガス、⾞両管理、都市計画、充電インフラセクターの各ビジネスリーダーからは、EVの普及が、それを⽀えるエコシステムの整備を上回るスピードで加速する恐れがあると懸念する声も現時点では聞かれます。EVがあっても、それを⽀えるインフラがなければ顧客の購買意欲は減退します。場合によっては、eモビリティの発展⾃体を⽌めることになりかねません。