EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
・個別化医療のためのエコシステム形成を促進する5つのトレンド
・ヘルスケアデータの飛躍的な強化に欠かせないデータの「つながり」、「統合」、「共有」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、世界中のヘルスケアに関する仕組みは、かつて経験したことのないような数々の試練に直面しています。EYの最新の調査レポート「Five Trends Driving the Emergence of the Personalized Health Ecosystem」によると、ヘルスケアとウェルネスの分野には、個別化を追求したデータ駆動型アプローチを全世界的に採用することが早急に必要である、ということが浮き彫りになりました。ヘルスケア業界の変革に欠かせないデータの取得やその利用を促進するテクノロジーの潜在的可能性については、どの企業も長い間認識していたのです。しかし、「切迫感」の欠如により、その可能性を具現化することなく今に至っています。今回の大規模なCOVID-19の広がりを受けて、「変革」が必要不可欠となっています。
EY Global Health Sciences and Wellness Industry リーダーであるPamela Spenceは次のように述べています。
「COVID-19危機が手に負えないほど深刻な人的損失をもたらしていることを受け、ヘルスケア業界では、今後直面するであろう様々な難しい課題を積極的に予測し、適切に対処できるよう、新たな基盤を構築する必要性が高まっています。この実現のためには、各企業はヘルスケアサービスの提供方法を再考するとともに、真に個別化されたデータ駆動型のエコシステムに移行することが必要です。データ戦略に磨きをかけ、ビジネスモデルを変革するこの機会を活かすことができる企業は、業界のリーダーとして、その価値の有効性を実証していくことができるでしょう」
本調査レポートでは、ヘルスケア業界に見られる複数の新たなトレンドを考察しています。そのひとつは、本業界の変革に向けた新しいアプローチとマインドセットの成熟化を加速させるのに必要な切迫感が、COVID-19危機によってどのように高まったのかということです。明らかになったのは、ヘルスサイエンス・ウェルネス業界が変革を実現すれば、将来発生するかもしれない感染症のパンデミックだけでなく、糖尿病や心臓病からがん、アルツハイマー型認知症に至る慢性進行性疾患を患う人々にとっても、効果的なヘルスケアサービスをグローバルで展開することができるだろうということです。
世界各国がCOVID-19の流行の抑え込みに向けた取り組みを進めていますが、ヘルスケアデータの「つながり」、「統合」、「共有」が実現すれば、そのデータの威力は驚くほどに増すということが、各国の取り組みから急速に明らかになっています。しかし、ほとんどの地域では、データがサイロ化され、さまざまなシステムや組織に分散された状態で保管されているため、それらを素早く統合し分析することは不可能であり、また、ヘルスケアの取り組みをリアルタイムで実現するのに不可欠な情報の有効性も、限定的なものになってしまっています。本調査レポートは、このような課題に対処するには新しい考え方が必要であると指摘しています。企業はデータの所有や収益化に対するこだわりを軽減し、「つながり」や「統合」に向けた取り組みに一層注力することが求められます。そのようなアプローチがヘルスケアサービスの変革に欠かせない貴重なインサイトの創出を促進します。
ヘルスエコシステムの個別化に向けたビジョンを実現するには、乗り超えなくてはならない重要な課題がまだまだあります。本調査レポートでは、企業がデータ駆動型のヘルスケアサービスの未来像を追求していく際にフォーカスすべき、新たなトレンドをさらに4つ示しています。その概要は、以下の通りです。
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングのライフサイエンスセクターアドバイザリーリーダーである佐野徹朗は、次のように述べています。
「日本の医療業界において、個別化医療に向けたデータプラットフォームの構築が急務となっています。今回のCOVID-19により、医療データを活用したヘルスケアエコシステム形成の重要性が再認識され、今後デジタルトランスフォーメーションが加速していくことが予想されます。EYは、今後の予測不可能な環境への迅速な対応に向けて、企業のデジタル化を支援することで、業界全体の発展に貢献していきます。」
本レポートの詳細は以下ウェブサイトよりご覧ください。
ey.com/fivetrendshealth
※本プレスリリースは、2020年4月28日(現地時間)にEYが発表したプレスリリースを翻訳したものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。
英語版プレスリリース:
COVID-19 crisis provides 'burning platform' for accelerating the data agenda in health care, EY report finds
EYについて
EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダーです。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献します。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.com をご覧ください。
本ニュースリリースは、EYのグローバル組織のメンバーファームであるアーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッド(EYGM)によって発行されています。EYGMは顧客サービスを提供していません。
EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社について
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社はEYの日本におけるメンバーファームです。さまざまな分野の専門性を有するプロフェッショナルがグローバルに連携し、企業が抱える経営課題に対し、最先端かつグローバルな視点と実行力で最適なアドバイザリーサービスを総合的に提供いたします。詳しくは、www.eyjapan.jp/advisoryをご覧ください。
EY Japan BMC (Brand, Marketing and Communications)
報道関係者の皆さま: TEL. 03 3503 1037
報道以外について:TEL. 03 3503 1100(大代表)