EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:近藤 聡、以下EYSC)は、6月より、生成AIやAIエージェントなどの先進技術を活用し、業務改革、テクノロジーベンダーなどを融合させ、業務の効率化と生産性向上を支援する「次世代型ハイパーオートメーション実現支援サービス」の提供を開始します。
日本企業は労働人口の減少に直面する中、競争力と生産性の維持・向上が急務となっています。これまで、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAI-OCR(AIを活用した文字認識技術)などを用いた業務効率化が進められてきましたが、単一タスクや業務での部分最適にとどまり、業務の開始から完了まで一貫したEnd to Endプロセス改革による最適化の実現には課題が残されています。
こうした状況に対応する手段として注目されているのが「ハイパーオートメーション」です。これは、RPA、AI、生成AI、業務プロセスマネジメントなどの技術を統合し、業務全体の自動化と最適化を図るアプローチの総称であり、すでに一部の企業では本コンセプトの導入が進められてきました。近年は生成AIの進化により、AIエージェント機能などを有機的に取り込むことで、その適用範囲と効果をさらに広げることが技術的に可能になりつつあります。こうした先進技術やビジネストレンドを取り入れ、単一タスク・業務の効率化を超え業務全体の加速的見直しを実現することが、企業の持続的な成長実現に不可欠な時代を迎えています。
この度、EYSCが提供する「次世代型ハイパーオートメーション実現支援サービス」は、変化するマーケットの状況を的確に理解し、業務改革、生成AIなどのテクノロジー、テクノロジーベンダー、委託先事業者を融合させ、End to Endの業務を抜本的に見直した最適な価値を提供します。
デジタルテクノロジーの導入にとどまらず、総合コンサルティングファームとしてのノウハウを最大限に活用し、業務そのものを再定義することで、業務変革、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などソーシングを最適化します。
さらに、ハイパーオートメーション導入を推進するための運用組織・人材の定義や、ガバナンス構築による運用の継続・高度化など、多様なソリューションを組み合わせ、企業のビジネス状況に最適化された高度な変革を実現します。
業界 | ユースケース | 説明 |
製薬・医療 | 患者モニタリングと予測 | 生体センサーからのデータと患者の電子カルテ情報を組み合わせて、患者の状態変化を予測 |
文書化支援 | 医療画像、治験、検査結果データ、レポートを任意の書式に展開 | |
製造 | 予知保全 | センサーデータとメンテナンス履歴を組み合わせて機器の故障を予測 |
品質管理の自動化 | 製造ラインで発生する事象のAI判定(故障理由)および、各種レポート自動生成 | |
リアルタイムの生産ライン監視 | カメラ映像とセンサーデータを統合して生産ラインをリアルタイム監視 | |
小売 | 需要予測 | 販売データと市場トレンドデータを組み合わせて需要を予測 |
金融 | 不正検出 | トランザクションデータと顧客の行動データを組み合わせて不正行為を検出 |
リスク管理 | 市場データと企業の財務データを組み合わせてリスクを評価 | |
顧客サポート | 音声データとテキストデータを組み合わせてコンタクトセンター、顧客サポートを提供 | |
テクノロジー/メディア/テレコム | コンテンツ生成 | テキストの指示に基づいて画像を生成 |
不正検知 | 業務に係るトランザクションデータと関連データを組み合わせて不正を検出 | |
アイデア支援 | テキストの指示に基づいて説明資料、シナリオ生成、アイデア創出 | |
設計開発DX支援 | 設計開発業務におけるAI(GenAI含む)による設計、開発の自動化ソリューションの提供 | |
人材育成 | 教材作成 | テキストと画像データを組み合わせて教育用の教材を生成 |
学習支援システム | 学習者の進捗データと教材データを組み合わせてパーソナライズされた学習支援を提供 |
EYSC テクノロジー・コンサルティング 松本 剛のコメント:
「企業が持続的な競争優位を確立するためには、業務の効率化にとどまらず、組織全体の変革が不可欠です。EYSCは、生成AIやAIエージェントをはじめとする先進テクノロジーを活用し、経営課題と現場の実行力をつなぐハイパーオートメーションの導入を支援します。特に、RPAやAI-OCR、BPMS、生成AIなどを組み合わせた統合的なアプローチにより、単純作業の自動化にとどまらず、フロント業務の高度化や意思決定の迅速化といった、企業価値の向上に直結する変革を実現します。クライアントと共に、変化に強く、成長を続けられるビジネスモデルの構築を目指してまいります」
詳細は以下をご参照ください。
次世代型ハイパーオートメーション実現支援サービス
EYについて
EYは、クライアント、EYのメンバー、社会、そして地球のために新たな価値を創出するとともに、資本市場における信頼を確立していくことで、より良い社会の構築を目指しています。 データ、AI、および先進テクノロジーの活用により、EYのチームはクライアントが確信を持って未来を形づくるための支援を行い、現在、そして未来における喫緊の課題への解決策を導き出します。 EYのチームの活動領域は、アシュアランス、コンサルティング、税務、ストラテジー、トランザクションの全領域にわたります。蓄積した業界の知見やグローバルに連携したさまざまな分野にわたるネットワーク、多様なエコシステムパートナーに支えられ、150以上の国と地域でサービスを提供しています。
All in to shape the future with confidence.
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。EYによる個人情報の取得・利用の方法や、データ保護に関する法令により個人情報の主体が有する権利については、ey.com/privacyをご確認ください。EYのメンバーファームは、現地の法令により禁止されている場合、法務サービスを提供することはありません。EYについて詳しくは、ey.comをご覧ください。
EYのコンサルティングサービスについて
EYのコンサルティングサービスは、人、テクノロジー、イノベーションの力でビジネスを変革し、より良い社会を構築していきます。私たちは、変革、すなわちトランスフォーメーションの領域で世界トップクラスのコンサルタントになることを目指しています。7万人を超えるEYのコンサルタントは、その多様性とスキルを生かして、人を中心に据え(humans@center)、迅速にテクノロジーを実用化し(technology@speed)、大規模にイノベーションを推進し(innovation@scale)、クライアントのトランスフォーメーションを支援します。これらの変革を推進することにより、人、クライアント、社会にとっての長期的価値を創造していきます。詳しくはey.com/ja_jp/consultingをご覧ください。
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