M&Aおよび事業売却におけるサイバーセキュリティ

サイバーセキュリティは今や、企業のリーダー、取締役会、そして監査委員会の最重要課題の一つになりました。合併や買収、事業売却においては、サイバーセキュリティの必要性が一層強まります。

EYができること

貴社が買い手のとき

M&Aを行う企業は、情報漏えいが、知的財産や事業運営から顧客情報やクレジットカードのデータまで企業の極めて重要な資産および機能へ及ぼしうるリスクを十分理解する必要があります。M&Aにおいてこうしたサイバーセキュリティリスクを無視すると、収益や利益、市場価値、市場シェア、さらにはブランドが損なわれるなど、買い手はさまざまなリスクにさらされかねません。

私たちは、貴社が買収対象と、潜在リスクを適切に評価する方法を正確に理解できるよう支援します。ハッカーに付け込まれかねない脆弱(ぜいじゃく)性の特定、トランザクションに伴うサイバーリスクの定量化、サイバーリスクの軽減または低減の管理についてサポートします。

貴社が売り手のとき

事業売却の鍵は、残存事業を守りながら売却価値の最大化を実現することです。サイバー・トランザクション・サービスは、事業売却の価値が毀損(きそん)する恐れがある領域の特定、そして買い手と取引を行う前に優先順位をつけ軽減できるよう支援します。事業分離中に付け込まれかねない潜在的脆弱性の特定および監視、ならびにデータの機密性および規制の順守に対する準備を徹底します。

また、事業分離後に無防備になりかねない潜在的な攻撃経路のブロック、重要な資産が誤って移転されることの防止、およびリスクコントロールのガバナンス体制の評価を行うことで、残存事業へのサイバー脅威を軽減できるようサポートします。

EYのサイバー・トランザクション・サービスは、トランザクションのライフサイクル(戦略および機会の分析からデューデリジェンス、交渉、および統合または分離までの全工程)にわたり付加価値を実現します。

EYのサイバー・トランザクション・サービスの価値 

以下の手続きを行うことで、事業に対するリスクへの対処を支援します:

  • 買収対象企業における技術的脆弱性やデータ機密性の違反、たったいま行われている可能性があるサイバー攻撃の兆候など、隠れたリスクの検出
  • 顧客情報や知的財産の盗難、経営および事業運営上の混乱など、具体的事由によるサイバーリスクの評価
  • サイバー関連の脆弱性または規制違反を低減するのに必要な一時費用と経常費用の見積もりに含むバリュエーション上の検討事項を特定・定量化。案件の価値および戦略的成功要因を守りながら、先回りしてサイバーリスクの軽減を図っていることを取締役会や規制当局へ証明する支援
  • 不注意による知的財産の喪失や重要資産の漏えいなど、会社分離時に生じかねない残存企業への脅威の低減

     

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