オーストラリア 連邦財政経済報告:板挟みの状況

オーストラリア ニュースレター - 2020年7月1日

連邦政府は板挟みの状態にあります。新型コロナウィルスによる経済状態の悪化が、家計や企業の信頼感を揺るがし、メルボルンで生じた第2波がその不安感をさらに煽っています。第二次世界大戦後最悪の財政赤字から脱却する唯一の方法は、家計と企業の投資を刺激することだということを政府は理解しています。

3月、政府は迅速に企業に対する景気刺激策に踏み切り、中でも、資金供給と融資支援を強化しました。現在、政府は10 月 6 日発表予定の連邦政府予算案で、更なる投資支援策について発表する可能性が高いと見られています。しかし、これまでの状況から考えると、感染拡大が国内と海外双方へ及ぼす影響に対する人々の不安感を打ち消すには不十分でしょう。 

政府は、COVID-19 流行以前にリスクを嫌っていた企業に、いかにリスクを取ってもらうかという課題に取り組まなければなりません。

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