EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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ジャパン・ビジネス・サービス(JBS)は、日本企業の海外事業展開をサポートするため、アシュアランス・税務・アドバイザリー・トランザクションの分野で幅広くサービスを提供するEYのグローバル・ネットワークです。JBSオセアニアは、日本企業のオセアニアでの事業展開を総合的に支援するプロフェッショナルグループです。
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現在、豪州企業の取締役会は多くのプレッシャーに直面しています。EYが最近実施したオーストラリア証券取引所上場企業の取締役およびオブザーバーを対象に行った調査によると、不確かな未来に適応できる企業になるには、ガバナンス運用モデル、すなわちスキルセット、体制、働き方、テクノロジー活用において抜本的な変革が必要とされています。本記事では、取締役会が直面している主要課題と、未来にふさわしい取締役会を運営するためには何が必要かを解説していきます。
取締役会の直面している主要課題
1. 規制およびリスクによる負担増加
取締役会においては、リスク、コンプライアンス、規制が過重な負担となり、真に価値のある戦略的な議論に集中できていません。豪州企業の取締役会はパーソナルリスクにさらされる脅威が増し、優秀な人材を採用することが難しくなっています。一方で取締役への期待値は急速に高まっており、一連のギャップの解消に注力する必要があります。