EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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CEOやビジネスリーダーは、この変革の時代に、ステークホルダーにとっての価値を最大化するという任務を負っています。私たちは常識に疑問を投げかけ、収益性と長期的価値を向上させる戦略を構築し、実行します。
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新型コロナ感染症(COVID-19)によるパンデミックの1年⽬は、アジア太平洋地域の企業は短期的な重要課題への対応をまず優先しました。そうした企業も現在、ビジネスが直⾯しているより⻑期的な課題に再び照準を合わせています。
アジア太平洋地域のCEOは、従来と異なる競合相⼿との競争の激化を、今後の成⻑戦略上、最大のリスクに挙げています。この「ニューノーマル」な環境下におけるテクノロジーのディスラプションと急速なデジタルトランスフォーメーションの進行と相まって、破壊的イノベーターの市場参⼊が加速しています。このため、産業の境界線があいまいになり、産業の新たな形態とバリューチェーンが顕在化してきています。産業が集約され、従来のようにはっきりした業界の境界がない中で企業が戦わざるを得なくなった今、⾃らの組織にとって競争が持つ意味を改めて定義し直すことが求められています。急速に変化する環境に対応していくためには、事業戦略を⼀から⾒直し、より複雑な変⾰計画を策定することも必要になるものと思われます。
企業はどのように戦うべきかを模索する中、調査対象となったアジア太平洋地域のCEOの4分の3近く(73%)もが、所属するセクター以外への投資を視野に⼊れています。彼らはビジネスモデルをいかに⾒直し再構築するかを検討する上で、今後12カ⽉間にクロスセクターM&Aが果たす役割は大きいと述べています。