EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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カスタマーエクスペリエンス視点を大切にし、マーケットに求められる提供価値を見いだし、デジタルを駆使したスピード感のあるビジネス変革を支援します。
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現在では、テクノロジーとデータ分析の進歩により、B2B企業もB2C企業も、ロイヤルティプログラムを高度にカスタマイズできるようになりました。しかしそれにもかかわらず、多くの企業が、顧客や組織全体に真の価値を提供することは容易ではないと感じています。
なぜ難しいのでしょうか? その答えとして2つの要因が考えられます。
第1に、企業は顧客行動に意識を集中するあまり、より広い視点での顧客との関係を構築できていません。消費者は、ブランドとより深い個別の関係を築きたいと望んでいます。彼らは、顧客としてよりもまず一個人として認知されたい、そして、ブランドに対する自らのロイヤルティを知ってほしいと思っています。
第2に、既存の顧客データを有効活用していない、あるいは顧客行動を正確に示す有用なデータを収集していないといった要因が挙げられます。こうした企業は、顧客エンゲージメントの向上や、顧客との信頼の構築、ロイヤルティプログラム全体の改善などの機会を積極的に追及することができません。
端的に言うと、収益の最大化を目指すと同時に、顧客維持の促進、新規顧客の獲得、顧客ロイヤルティやブランドロイヤルティの向上などを実現するには、ロイヤルティプログラムを、顧客行動を基盤とするものから、感情面の体験を軸とするエンゲージメントを促進するものへと進化させる必要があるということです。そして、それにはテクノロジーが鍵となります。特に、データと顧客に関するインサイトを引き出すことができるテクノロジーが重要となります。