IFRS第16号等を新たな修正項目としない改正実務対応報告第18号のポイント

2019年7月16日
カテゴリー 会計情報トピックス

会計情報トピックス 松下洋

ASBJから2019年6月28日に公表

2019年6月28日に、企業会計基準委員会(ASBJ)より改正実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」(以下「本実務対応報告」という。)が公表されています。

1. 本実務対応報告の概要

本実務対応報告では、国際財務報告基準第16号「リース」(以下「IFRS第16号」という。)及び米国会計基準会計基準更新書第2016-02号「リース(Topic 842)」(以下「ASU第2016-02号」という。)において、借手がオペレーティング・リース取引を含むすべてのリース取引を原則としてオンバランスする会計処理の基本的な考え方が、我が国の会計基準に共通する考え方と乖離(かいり)するか否かの観点から検討を行った結果、IFRS第16号及びASU第2016-02号における会計処理を修正項目としないこととされました。

IFRS第16号及びASU第2016-02号の概要については、「2019年6月期第1四半期 決算上の留意事項」をご参照ください。

2. 適用時期

本実務対応報告は、公表日(2019年6月28日)以後適用することとされています。

3. 公開草案からの主な修正点

字句等の軽微な変更を除き、内容に関わるような公開草案からの変更はありません。

本稿は本実務対応報告の概要を記述したものであり、詳細については本文をご参照ください。

企業会計基準委員会(ASBJ)ウェブサイトへ

この記事に関連するテーマ別一覧

その他

企業会計ナビ

企業会計ナビ

会計・監査や経営にまつわる最新情報、解説記事などを発信しています。

一覧ページへ