中国、2022年1月1日より個人所得税優遇政策の再延長

中国 人事及び税務速報2022年1月号

2018年末に公布された「個人所得税法改正後の優遇政策の経過措置に関する問題についての通達」(財税「2018」164号)により、年一回性賞与、外国籍個人に対する非課税福利及び上場企業株式報酬所得の優遇政策は2021年12月31日まで有効でした。そのため、2022年以降の税務処理は、企業及び個人の間で関心の高い課題となっていました。

このような背景のもと、2021年12月31日に財政部及び国家税務総局より「年一回性賞与等個人所得税優遇政策の延長に関する公告」(財政部及び税務総局公告「2021」42号(以下「42号公告」)及び「外国籍個人に対する非課税福利等個人所得税優遇政策の延長に関する公告」(財政部及び税務総局公告「2021」43号、以下「43号公告」)が公布され、年一回性賞与、株式報酬所得は個別に個人所得税を計算することと、外国籍個人に対する非課税福利等優遇政策の延長が明確になりました。

当ニュースレターでは、上記の2つの公告について、関連優遇政策を整理し、要点解読及び今後の動向・留意点をまとめています。


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