香港、2022年12月14日、国外源泉所得非課税制度(FSIE税制)の修正法案が立法会における第三回の審議を通過

香港 Tax Alert 2022年12月14日

2022年12月14日、香港の国外源泉所得非課税制度(以下、「FSIE税制」)の修正を目的とした、2022年度内国歳入法の改正法案(特定国外源泉所得に対する課税、以下、「法案」)が立法会における第三回の審議を通過しました。可決された本法案は、12月23日(金曜日)の政府官報に掲載され、正式な香港の法律(以下、「新法」)となります。 

第三回の審議では、立法会委員会での修正(以下、「CSAs」)を受けて提案された内容にて、可決されました。原法案及びCSAsの内容についての詳細な説明やコメントに関しては、弊事務所の発行した2022年11月11日号、11月17日号のタックスアラートをご参照ください。

本稿では、法案の審議過程に香港政府によって定められた新法の特定の条項に関して説明いたします。特に、資本参加免税要件の下で譲渡益や配当金への「課税対象」条件として15%以上の「適用税率」が求められますが、当該「適用税率」は香港域外で当該所得に対して課される「実際の税率」ではなく、「標準税率」と解釈される点に留意すべきです。

修正FSIE税制による事業への影響を検討される場合、ご担当の税務専門家にご相談ください。

原文:Legislative bill for the refined FSIE regime passed its third reading

※全文は下記PDFからご覧ください。 


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