G20財務大臣会合、BEPS2.0の最終化に引き続き注力

  • 2024年2月28日、29日、G20財務大臣・中央銀行総裁会合が初めてブラジルを議長国として開催。
  • G20がBEPS2.0プロジェクトの第1・第2の柱の最終化に注力することを再確認した議長サマリーを発表。
  • 会合に先立ち、OECDが「G20財務大臣・中央銀行総裁に対するOECD事務総長からの租税報告」を公表し、G20の国際課税アジェンダに対する行動の最新状況を提供。


エグゼクティブサマリー

2月28、29日に開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会合の最後に、議長サマリーが発表され、国際的な経済協力を強化する重要性を強調するとともに、G20が税源浸食・利益移転(BEPS)2.0プロジェクトの最終化に注力することを再確認しました。

この会合に先立ち、経済協力開発機構(OECD)は、G20財務大臣・中央銀行総裁に対するOECD事務総長からの租税報告を公表し、BEPS2.0プロジェクトの進捗、当初のBEPSのミニマムスタンダードの各国の実施状況、税制の発展と透明性向上に向けた取り組みの進捗を含む、国際課税動向の最新情報を提供しました。

詳細は、2024年3月6日付EY Global Tax Alert「G20 Finance Ministers continue focus on finalizing the BEPS 2.0 project」をご参照ください。


お問い合わせ先

EY税理士法人
須藤 一郎 パートナー
関谷 浩一 パートナー

※所属・役職は記事公開当時のものです