EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
チェアパーソン兼CEO
ジャパン・リージョナル・マネージング・パートナー
貴田 守亮
気候変動、インフレの進行、ウクライナや中東情勢、保護主義の強まりや人権問題の深刻化など、世界は多くの難題を抱えている。
「こうした時代にこそ、国際的かつ多様な視点で物事を捉える力やリーダーシップが求められます。生物学的に見ても、多様であることが環境の変化や危機を乗り越えて生き延びる確率を高めます」と話すのは、EY Japanチェアパーソン兼CEOの貴田守亮だ。
「ビジネスに置き換えると、想定外のリスクに臨機応変に対応しながら高品質なサービスを維持し、プロフェッショナルな知見を提供していくには、多様な人材が知恵を絞って解決策を導き出すことが求められます」
現在、急速に進化する生成AI (人工知能)によって、これまで人の手で行ってきた多くの職種が取って代わられるという議論があるが、貴田は「人がAIを活用して新しい産業を生み出していくことで、人間の付加価値が高まっていく。そうした道筋を日本主導で描くことが、いま国や企業に求められています」と語る。
EYは時代の変化に対応しながら企業価値向上を図るべく、「Building abetter working world 〜より良い社会の構築を目指して」というパーパスを10年以上にわたって追求してきた。「クライアント、EYで働くメンバー、社会の価値を向上させ、EYの財務健全性を高めて投資を行い、長期的価値(Long-term value)を創出する。その循環を通じてより良い社会の実現を目指します」と貴田は言う。
EYのアイデンティティを形作るのがOur values(価値観)だ。「誠実、相互の敬意、協働、インクルーシブな精神の実践」「人々をリードする活力、情熱、勇気の保持」「正しいことを実行することによる信頼関係の構築」という価値観を体現する人材をEYは求めていく。
「自分の人生や働く意義を表す『マイパーパス』と、EYや事業部門のパーパスが同じ方向を向いているかを確認し、クライアントの支援を通じて社会の変革に取り組んでほしいのです」
一人ひとりの能力を最大限に引き出し、高い成果を上げるチームをつくるには、ジェンダー、国籍、年齢、LGBT+など、DE&I (ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス)の推進が大前提になる。施策の一例が、精神・発達障がいの診断のあるニューロダイバーシティ人材の雇用や就労状況の改善を目的とした組織、Diverse Abilities Centerの設立だ。障がいのあるメンバーは自分に合った働き方をしながら、専門的なスキルを制約なく業務で生かして、社内や社会の変革に貢献することを目指している。
EY Japan は3つのアセットを活用しながら、多様なサービスを提供。4つの価値創出を通じて、社会全体の価値創造につなげていく。
EY Japan自体の人的資本を高めていくことは、クライアントを支援するうえでも大いに役立つ。ある医療機器メーカーは、ジョブ型人事制度を中核とする人材マネジメントシステムを構築し、人的資本に関する情報開示のガイドライン「ISO 30414」の認証を取得した。取得にあたりEYは人的資本経営の取り組みを可視化し、実情を踏まえて改善案を検討・提案。その結果、同社では従業員のモチベーションが高まり、生産性が飛躍的に向上した。また、あるIT企業はDE&I領域の診断・評価を行い、その成熟度を測る「Global Equality Standard」(GES)の認証を取得。同社は、GES認証の取得により、社内外にDE&I浸透の成果を示した。EYが構築した本認証の取得企業数は全世界で400社以上に上る。そのプロセスで得られたEYからのフィードバックを活用し、今後も良い職場環境づくりと優秀な人材の獲得につなげる。
「将来世代に『Better World』を引き継ぐため、私たちEYはあらゆるステークホルダーと共に社会全体の長期的な価値創出に取り組んでいきます」と貴田は話す。
クレジット:『日経ビジネス』2024年4月1日号 広告タイアップの流用
「人」から始まる価値創造 その先にひろがる未来とは?
目まぐるしい変化の中で人々の価値観や社会の仕組みが大きく変容しても、私たちは明確なパーパスの下、グローバルに団結し、社会にポジティブな影響をもたらすことのできる存在であり続けるよう、努⼒していきます。
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人的価値を原動力に、高品質のサービス提供と長期的価値の創出を図る
長期的価値(Long-term value、LTV)を創出する原動力は、EYのパーパス(存在意義)とメンバーの一人ひとりの情熱が強く結び付くことで生まれます。
パーパスの下に結集したEYのプロフェッショナルによるクライアントサービスや多分野にわたる課題への取り組みを通じて、私たちはより良い社会を構築していきます。