EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
① 基準・規制動向等の適切な把握
基準・規制が安定している財務報告と異なり、サステナビリティ報告に対する基準・規制は発展途上にあり、今後も継続的に変化することが見込まれます。各規制当局や基準設定機関の動向を把握するだけでなく、サステナビリティ関連の論点について把握し自社への影響を検討することで、基準・規制に先んじて対応することが可能です。
② 第三者データの信頼性確保に向けた検討
サステナビリティ報告の特徴の一つに、第三者データへの依存が挙げられます。財務報告の対象となる子会社や関連会社とは異なる第三者のデータを使用する必要があります。サステナビリティ報告の作成者や保証提供者にとって、第三者データに対する信頼性が論点になることが想定されます。すでに、自社での検討のみならず、業界等の複数企業間での検討を行っている事例が見受けられます。
③ 有効なITシステムの導入検討
財務報告と比べ、サステナビリティ報告においては洗練されたITシステムが確立されていない状況です。一方で、サステナビリティ報告においても財務報告と同様に多種多様なデータを扱っており、データの信頼性やトレーサビリティの観点から表計算ソフトでの対応にはいずれ限界が来ることが予想されます。したがって、早い段階からITシステムの導入について検討を行い、必要に応じてITベンダーと共同で開発することも有効であると考えられます。有効なITシステムは、報告プロセスの効率化や堅確化だけでなく、サステナビリティ戦略の立案や評価に活用可能な分析に資することが考えられます。