EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
目まぐるしく急激に変化するビジネス環境への対応および企業価値向上に向けて事業再編・構造改革を検討する日本企業が増加している中、新たに導入されたパーシャルスピンオフについて経済産業省 産業組織課長 安藤元太氏にご説明いただきながら、スピンオフ検討のポイントやアクティビズムとの関係性、ポートフォリオ管理について解説いたします。
東京証券取引所からの対応要請や、増加する株主からのエンゲージメントを背景に、持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現は、上場会社においてかつてないほどの重要アジェンダとなっています。持続的な成長に向けては、自社の財務状況の分析や株主還元の強化に加えて、大胆な事業再編によって経営の独立を高め、収益性の向上を図ることも重要な論点と考えられます。
事業再編の一つの手法として、日本においてもパーシャルを含むスピンオフ制度が導入されました。今回のセミナーでは、制度を導入した前経済産業省 産業組織課長 安藤元太氏をお招きし、概要などを解説いただきます。また、事例紹介を通じた実施検討に当たってのポイント検証や、株主から見たスピンオフ、スピンオフ検討の前段階としての事業検証について解説いたします。
日時:2023年8月1日(火)14:00-15:20
受講料:無料
主催:EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
プログラム:
14:00-14:05
ごあいさつ
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ストラテジー・アンド・トランスフォーメーション副リーダー EYパルテノン ストラテジーリーダー パートナー
篠原 学
14:05-14:20
スピンオフ制度導入の意義
経産省では、日本企業が収益力や中長期的な企業価値の向上に向けて、事業再編を行うことを可能とするための環境整備に取り組んでいます。事業再編手法の一つとして、スピンオフ制度を導入しました。制度活用に向けて、概要や税制について解説します。
経済産業省 大臣官房参事(前産業組織課長)
安藤 元太 氏
14:20-14:35
スピンオフ事例の研究
スピンオフの実施検討に当たっては、スケジュールやコストなどの管理が重要なポイントとなります。数多くの実施事例がある米国事例のご紹介を通じて、重要ポイントの検証およびスピンオフ実行時の課題と対応について解説いたします。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ストラテジー・アンド・トランスフォーメーション副リーダー EYパルテノン ストラテジーリーダー パートナー
篠原 学
14:35-14:50
アクティビストから見たスピンオフの位置づけ
企業価値向上の観点からの提案として、株主から事業分離を提案されるケースが日本企業でも現れ始めています。先行している米国での提案状況や、日米の事例紹介を通じて、株主視点でのスピンオフについて検証します。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
EYパルテノン ストラテジー マネージャー
笹岡 武史
14:50-15:05
企業価値創出の要諦
企業価値向上のために、まずは企業、および事業ごとの価値を把握することが重要となります。価値向上やスピンオフ検討における価値把握の重要性、そのためのROIC等を活用した事業ポートフォリオ管理について解説いたします。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ストラテジー・アンド・トランザクション バリュエーション、モデリング & エコノミクス リーダー
鈴木 紘
15:05-15:20
Q&A/クロージング
ゲストスピーカー:
経済産業省 大臣官房参事(前産業組織課長)
安藤 元太 氏
産業組織課長として、公正な買収の在り方に関する研究会、CGSガイドラインの改訂、バーチャルオンリー株主総会の制度化、株式対価M&Aやパーシャルスピンオフを可能とする税制改正などを手掛けた。
2004年から経済産業省に勤務し、経済産業政策局、製造産業局、大臣官房総務課、米・コロンビア大学留学を経て、2012年から資源エネルギー庁で電力システム改革を担当。2016年から産業組織課でコーポレートガバナンス改革やスピンオフを可能とする税制改正等を担当。その後、人事担当を経て2020年7月から3年間、経済産業省産業組織課長を務めた。現在は、JETROサンフランシスコ事務所に次長として赴任(経済産業省の大臣官房参事を兼務)。
EY登壇者:
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ストラテジー・アンド・トランスフォーメーション副リーダー EYパルテノン ストラテジーリーダー パートナー
篠原 学
コンサルティングファームで20年近く、一貫してクライアントの企業価値向上を目指した戦略作りから外部活用(M&Aなど)領域を手掛け、国内大手企業を中心に多くのPJを成功に導く。 EYストラテジー・アンド・コンサルティング入社後、これまでのサービスを進化させるべくEY内外のさまざまなプロフェッショナルや企業とのコラボレーションを推進し、進化したコンサルティングサービスの確立を目指す。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
EYパルテノン ストラテジー マネージャー
笹岡 武史
大手IR・SRコンサルティングファームにてキャリアを開始し、10年以上のコンサルティング経験を有する。ラージキャップからスモールキャップ企業まで幅広い企業をクライアントに、平常時支援からアクティビスト案件や敵対的買収案件などの緊急時支援などのさまざまなプロジェクトに従事。
2022年にEYに参画。ストラテジーチームにおいて、株主エンゲージメントからクライアントの企業価値向上や変革を支援する。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ストラテジー・アンド・トランザクション バリュエーション、モデリング & エコノミクス リーダー
鈴木 紘
国内メガバンクを経て、2005年にEYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社に入社。
2005年から2007年までリストラクチャリング部門に在籍、その後はバリュエーション、モデリング&エコノミクス部門にて、M&Aを中心にさまざまな評価業務に携わり、企業の意思決定を支援。
評価業務経験は、フェアネスオピニオンの提供からMBOの賛同表明、TOB価格および株式交換比率、株式や事業などの取得・売却を目的とした案件、金融機関、製造業、医薬・創薬ベンチャー、公共セクターの評価まで多岐にわたる。
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企業価値向上に向けたスピンオフの活用支援
EYは、国内にスピンオフの専門チームを部門横断で設置。海外先行事例の豊富な支援実績に基づき、スピンオフ活用を進める際に、エクイティストーリーを含む戦略面の検討から、課題抽出、実行時の伴走、および株主とのコミュニケーションの支援を通じ、クライアントの「企業価値向上」を支援します。
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バリュエーション、モデリング&エコノミクス
戦略的プランニングとトランザクションは、企業にとって極めて重要です。EYはバリュエーションとビジネスモデリングを緊密に連携させ、企業が事業への影響について理解を深められるようサポートします。
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