EYは、HFS Research(以下、HFS)が発表した調査レポート「2021年ライフサイエンス・サービスプロバイダー上位10社(Top 10: Life Sciences service providers, 2021)」で1位にランクインしたことをお知らせします。
本HFSのレポートでは、エグゼキューション、イノベーション、OneOffice™ を使った連携およびクライアントからのフィードバックの各視点からライフサイエンス・サービスプロバイダー14社を評価し、世界のライフサイエンス業界に価値を提供する中で主要なサービスプロバイダーが果たしている役割について調査するとともに、ライフサイエンス業界とそのエコシステムが新型コロナウイルス感染症の世界的流行にどのように対応したかを振り返っています。
EYのライフサイエンス分野における能力について、HFSが今回調査した12の領域のうちの8つにおいてトップクラスとの評価を受けました。調査に参加したクライアントがサービスプロバイダーを選ぶ最も大きな理由として挙げたのは、サービス提供のクオリティ(25%)、事業のバリューチェーン全体にわたって幅広いサービスを提供する能力(21%)、ライフサイエンス業界に関する知識(14%)でした。
EY ヘルスサイエンス・アンド・ウェルネス グローバルリーダー Pamela Spenceのコメント:
「新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、これまでの医療システムにおける既存の4つの枠組みを超えるケアの提供に向けた動きが加速しました。ライフサイエンス企業、医療チームそして患者がより的確に病気に対応し、また、病気を予防することができるよう支援するためには、製品を提供するだけではなく、データやテクノロジーを大いに活用した新たなサービスを提供する必要があります。クライアントが目指すデジタルトランスフォーメーションの実現を支援することが、EYの取り組みの核であり、今回、HFSのレポートにおいて全体でナンバーワンのライフサイエンス・サービスプロバイダーとして認められたことは光栄です」
本レポートではEYの強みとして次の項目が挙げられています。
- クライアントが重要なアジェンダと位置付ける目標の実現を支援することに自社のコンピテンシーおよび能力を振り向ける市場開発モデル
- 人材を引きつける強力なグローバルブランド
- プロセス設計に関する深い理解とデータ処理を中心とするモデルを結合させたリレーションシップ管理
- ステークホルダーにポジティブなインパクトを継続的にもたらすことを目標とする価値創造に関する長期的な視点
- 2020年、EYのライフサイエンス事業は同社の他分野の事業の成長率および市場の平均成長率を上回る成長を達成
また、EYがクライアントに卓越したエクスペリエンスを提供した領域として次の事例が挙げられています。
- クライアントによる希少疾患関連事業12件以上の立ち上げに参画、オンライン医療システムを通じて1億人以上の患者の生活の質を改善し、過去10年間で最も重要な新しいがん治療法のうち3件の開始を支援
- 1年間で新型コロナウイルス感染症ワクチン製造を10億回分に拡大するクライアントのプロジェクトを支援し、ワクチン製造期間を全体で70%近く削減することに貢献
EY Japan ヘルスサイエンス・アンド・ウェルネス・マーケットセグメント・リーダーおよびライフサイエンス・セクター・リーダー矢崎 弘直(やざき ひろなお)のコメント:
「HS&W*1 業界の環境変化は激しく、新型コロナウイルス感染症によりその動きが加速されました。同業界のクライアントは、こうした変化に対応するための新たな課題を数多く抱えていますが、EYのHS&Wチームは、そうした課題に寄り添い、データ・テクノロジーを最大限に活用し、多くの場面で解決をもたらし、業界に付加価値をもたらしたことがこうした評価につながっていると考えます。日本のHS&Wもここ数年でリソースを充実させ、こうしたクライアントの課題に対し、DX戦略支援やリアルワールドデータの活用支援等のエンゲージメントを通じ、問題解決に資する場面が増えています」
HFSのヘルスケア・ライフサイエンスリサーチのプラクティス・リーダーRohan Kulkarniはのコメント:
「HFSの2021年ライフサイエンス・サービスプロバイダー上位10社ではEYがエグゼキューション、イノベーション、OneOffice を使った連携およびクライアント評価の各分野を含む全体で第1位となりました。EYはライフサイエンスをさらに上のレベルに高めていくための支援を提供しながら同時に実用的な成果を上げることを重視し、クライアントをすべての中心に据えているという点で抜きん出ていました。パーパスを推進力とするEYの価値創造に関する長期的な視点は、長きにわたってステークホルダーにポジティブなインパクトを提供することを目指しています。EYのライフサイエンス事業が同社全体の成長率および市場の平均成長率を超える成長を実現できた背景には、クライアント中心の、現場主義にもとづく同社のフレームワークが大きな推進力となっています。継続的に専門知識を蓄積できる業界別プラットフォームの能力がEYならではの強みです」
*1 ヘルスサイエンス・アンド・ウェルネス
EYのライフサイエンスサービスの詳細についてはウェブサイト ey.com/ja_jp/life-sciences をご覧ください。