EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
昨今、企業を取り巻く経済のグローバル化、高度化に伴い、ビジネスを戦略的に発展させていくためには外部企業との連携強化が欠かせないものとなっています。多くの企業にとって、外部企業との契約件数は増加し、また契約自体も、法律面や専門性の面からますます複雑になってきています。その結果、契約に潜むリスクは増大し、企業にとって大きな脅威となりつつあります。特に、海外企業が取引先の場合の契約リスクは、急速に高まっていると思われます。
契約に関するリスクを回避するためには、契約リスクの適切な管理、とりわけ契約当事者間の透明性の確保が不可欠ですが、これまで日本企業の多くは契約先との信頼関係に頼っていました。しかし、激変する昨今の経済情勢においては、経営者は契約上の義務に対する履行状況を適切に管理することが強く求められています。
契約リスクを適切に認識し管理できる体制を構築し、継続的に維持することで、契約からもたらされる収益の向上やコストの削減を目指すことができます。
契約リスク管理サービスは、クライアント企業に代わって契約に関連するリスクを評価し、契約(取引)先における契約の履行状況に関するレビューサービスです。
サービスの提供に当たっては、通常、企業が有する契約書を対象に、金額の大小だけではなくリスクなどの観点から幅広い視点から対象となる契約を決定した上で、契約の履行状況に関するレビューを行います。
契約リスク管理サービスの対象となる契約のタイプ例
1. 独立性(中立性)・・・EYは取引先との守秘義務を結び、中立的な立場から契約(取引)先の契約履行状況をレビューすることができます(例:クライアント企業が直接実施する場合と比較すると、競合他社の情報などを含む幅広いデータへのアクセスが可能になるため、より確実なデータに基づくレビューが可能となります)。
2. 専門性・・・契約のレビューにおいては、複雑かつ膨大なデータの分析が必要となります。EYは、会計・税務に関する高い専門性を基に、取引条件が及ぼし得る影響を適切にレビューすることができます。
3. 海外ネットワーク・・・EYのグローバル・ネットワークを活用して、海外での数多くの契約管理に関するサービス提供の実績に基づく豊富な経験とノウハウを有しています。