EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
入社当初はリモート勤務という環境もあり、ひとりで黙々と仕事を続けていました。障害特性としてもコミュニケーションを回避しがちだったり、集中しすぎたりという傾向があるため、うまく人に頼ることができていなかったように思います。大きなタスクで迷ったとき、上司に声をかけてもらうまで自分からは相談できないことも度々ありました。
この3年でDACの環境が整い周囲との信頼関係を構築できたこと、また自分も成功体験を積み上げてきたおかげで、今では自主的に仕事の進め方を提案したり、柔軟にスケジュールの軌道修正をしたりといったことができるようになり、成長を感じています。
ニュース配信という業務の性質上、読者からのフィードバックやリアクションを受け取る機会が少ないため、初めは自分の仕事が役立っているのか分からないと感じることもありました。そんな中で徐々に読者から感謝の言葉や好評を得る機会が増え、チームとしても個人としても、社内のさまざまなメンバーに信頼されるようになったと実感しています。また、セクター・マネージャーとのミーティングの席上で「あなたの価値をもっと引き出せるような構成にした方がいい」というフィードバックをもらった際には、ただニュースを読むだけでなく、私の能力開発まで考慮してもらえたことを大変うれしく思いました。
3年かけて正社員になることができたという結果も、信頼の証拠だと考えています。同時期に入社したメンバーが先に正社員になったときには「自分はまだまだだ」と感じることもありましたが、上司や周囲のメンバーが、課題や成果を丁寧に説明してくれたおかげで、諦めず業務にまい進することができました。
正社員になっても、Diverse Abilities Catalystとして慣れ親しんだチームで働き続けられるようになったことが、EYでの勤務を継続できている最大の理由です。入社当初は、「3年後にはDACの外に出て活躍してほしい」と説明されていましたが、Catalystの制度が発足したことで、引き続きこれまでと同じ業務に従事できるようになりました。DACの外でも頑張ろうという気持ちはもちろんありましたが、困ったときに頼れる場があるおかげで、より安心して正社員としてのステップを踏み出すことができました。現在は正社員化をきっかけに他部署に異動するメンバーも、部署としてのDACに残るメンバーもおり、以前よりも柔軟な方針になったと感じています。組織的な面では、DACが2025年からひとつの部署として独立したため、将来的なキャリアプランを描きやすくなったことも魅力だと感じています。
キャリアについてはまだまだ模索中ではありますが、リサーチ業務は仕事に関する基礎的な体力を向上させるために役立つと考えています。私は新卒入社ということもあり、中途入社のメンバーに比べて身に付いているスキルが少ないと感じています。現在のチームで能力を養ってからいろいろな可能性を探っていきたいです。今期はチームメンバー全員がTOEICあるいは簿記資格の取得をキャリア目標の設定に組み込んでおり、より専門性の高いプロフェッショナルへの成長を目指しています。私もリサーチ業務で業界感をつかみ、簿記の知識を身に付けることで、ゆくゆくは監査やコンサルティングの分野でも活躍できる人材になることが目標です。まっすぐ粘り強く前に進んで、着実にキャリアアップしていきたいと思います。
EYは世界的に大きなブランドなので、求められる働き方のハードルが高そうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には多様な働き方をしているメンバーがいます。DACの中でも、即戦力として活躍しスピード感を持って昇進するメンバーもいれば、私のように一歩ずつ着実にキャリアを築いていくメンバーもいます。自分の能力に応じて、いい意味でマイペースに進むことができるのがEYの魅力だと思いますし、前に進もうと思えば周りのメンバーたちが惜しみなく手助けしてくれる環境だと言えます。
私は遠隔地で勤務しているため、ほぼ出社することはありませんが、毎日のように出社するメンバーもいます。ひとりで粘り強く業務を遂行したいメンバーも、コミュニケーションを取りながら楽しく働くメンバーもいます。多種多様なメンバーが「いる」ことができる、そんな環境を作ってくれる上司がいるのもEYの魅力です。障害特性への配慮は自主的に願い出る必要がありますが、その上でどのような方法がベストなのかは周囲と相談しながら決めることができます。DACは、メンバー全員でより良い働き方を考えながら柔軟に作り上げていける、「生きている組織」です。志を同じくする皆さんと、一緒に働けることを楽しみにしております。
私は関西の大学に在学中、カウンセリングを受けたことがきっかけで、障害に気づきました。父の勧めで就労移行支援事業所LITALICOへの通所を開始し、学生時代は京都、卒業後は名古屋の事業所に各1年ほど通いました。
その後、2021年に開催されたEY Japanの障がい者向けインターンシップ「Diverse Ability Internship Program」に参加し、Diverse Abilities Center(以下DAC)の一期生募集に伴って応募。縁あって2022年6月に入社しました。
DACの存在は、大学の障害者支援担当者から教えてもらいました。その際、「障害者向けのインターンシップというだけでも珍しいのに、精神・発達障害限定というのはさらに珍しい」と聞き、興味を持ったことが、入社のきっかけでした。
決め手となったのは、EY Japan DE&I(Diversity, Equity & Inclusiveness)リーダーの梅田さんが取材記事でおっしゃっていた、「失敗してもいいからチャレンジしてほしい」というメッセージです。障がいを持つ人が力を発揮できる場所だと感じ、EYで働きたいと考えるようになりました。
Account Sector Newsletterチームで、クライアント営業の担当者へ向けたニュースリリースの配信を行っています。営業活動に役立つと思われる業界や企業の最新情報を収集し、要点をまとめた上で、メール配信する業務です。
私は主に保険セクターとライフサイエンスセクター、および重要企業に関するニュース配信を担当しています。よく使うツールは、ExcelやPower BIといったMicrosoft系のソフトウエアです。ニュースの収集は、オンラインデータベースのFactivaや各社プレスリリースから行っています。
実務に当たっては、「可能性を排除しない」ことを意識しています。私たちの業務はDAC設立と同時に新しくスタートしたため、これといった前例がなく、ステークホルダーにとって必要なものは何かを完全に把握しているわけではありません。そのため、なるべく広めにデータ収集し、走りながら精度を上げていく、というやり方を取るようにしています。
DACでは、「ここまでしてもらっていいのかな?」と心配になるくらい手厚いサポートが提供されています。定期的な面談の回数も多く、専門知識を持った指導員・支援員が細かく目配りしてくれるため、安心して業務に取り組めます。
また、私は遠隔地で働いているのですが、上司がいろいろな手続きについて教えてくださるので、細かな事務手続きなども滞りなく処理できています。その他にもDACのメンバーや部署外の先輩方など、心配なことや気になることを聞ける相手が多い点が、大きな魅力だと感じています。
まずは、福利厚生が手厚い点です。各種手当、通勤費、宿泊費など、社員の働きやすさを考えた設計だと感じます。また、組織全体として和やかな雰囲気があり、多種多様な働き方を選択できる点も挙げられます。私は月1回出社という特殊なパターンで働いていますが、そうした変則的な働き方も受け入れてくれる懐の深さが魅力的だと思っています。
困っているけれど、何をすればいいか分からない人が、助けを求められるような社会を作りたいと考えています。
また、人や社会がより良い方向に向かって進もうとする中で、誤った方向にそれてしまわないよう、立ち止まってしまわないよう、道を指し示すような存在になりたいとも思います。自分自身が新しい生き方のモデルになれるよう、まずは仕事で成果を出すことから始めていきたいですね。
まだまだ社会人としてのスタートを切ったばかりですので、当面は現在のニュースリリース業務で基礎力をつけることが目標です。その上で、ゆくゆくは専門能力を身に着け、より社会に貢献できる人材に成長したいと考えています。
「一人でも多くの人が、より良い行動を取れるよう、助けになりたい」というのが、私のBuilding a better working world (より良い社会の構築を目指して)です。そのためには、毎日コツコツ地道に業務と向き合い、後に続く人たちのロールモデルになれればと思っています。
自分自身が就職活動をしている時、「勇気をもって相談したら、いろいろな物事を紹介してもらえた」という経験をしました。社会というものは、自分から率先してサポートを求めれば、思ったよりも手厚くサポートしてくれる場所だと思います。ですので、皆さんにもぜひ、勇気をもって助けを求めていただきたいです。
また、私はキャリアパスややりたい事がわからないまま社会人になりましたが、EYのメンバーファームに入社して初めて、そういったものが見えてきました。就活中の方々の中には、「今は何をしていいか分からない」という方も多いと思いますが、まずはインターンシップや説明会に参加して、何らかの糧を得てもらえたらと考えています。
DACにはさまざまなバックグラウンドのメンバーが在籍し、おのおのが能力を生かせるように配慮を受けています。少しでも興味を引かれたら、ぜひご応募ください。DACはあなたの可能性を広げてくれると信じています!