EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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マイクロソフト社のクラウド技術とEYの社会・経営上の課題解決力を生かした強力なアライアンスにより、真の変革を求めるクライアントと共にサステナビリティに対する社会的要請に取り組み、生成AI「Copilot」等の先端テクノロジーとデータの利活用を通じて、共に高いビジネス成長の実現を目指します。
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エマージングテクノロジーの出現により、全ての産業は再構築を迫られ、経営トップは新しいテクノロジーを競争優位へ転換するために新しいケイパビリティを受け入れる必要があります。 デジタル&エマージングテクノロジーでは、メタバースやブロックチェーン、IoT、5G、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)といったテクノロジーを活用したデジタルトランスフォーメーションの戦略策定から導入支援に至るまで、エンド・ツー・エンドでクライアントの変革や競争力強化を支援します。
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しかし、同病院では老朽化したレガシーハードウェアが原因となる難題を抱えていました。特に研究所では、システム環境の保護や管理に支障を来し、規制への対応が難しくなっていました。また、古いシステム環境は利用者のストレスになるだけでなく、最終的に診断結果を左右するデータ処理を遅らせ、患者の治療にも影響が及んでいました。
既存のデータ基盤の限界を痛感したSt James’sは、質の高い医療サービスを提供し続けるためには、デジタル戦略目標に沿ってシステムを刷新し、新技術を取り入れて処理を改善することが不可欠であると認識しました。そして、Health Service Executive(HSE、保健サービス委員会)から支援を受け、EYやMicrosoftとの協力・連携により、インフラを刷新するプロジェクトを進めました。
同病院は、旧来のオンプレミス型システムをクラウドホスティング型ソリューションに早急に移行して、改善すべきいくつかの重点領域を特定しました。これには、医学研究所のISO 15189準拠を維持するためのシステム信頼性の強化、生成される大量のゲノムシーケンスデータを保存するための容量の増加、研究所の効率と生産性を最大化するためのシームレスなユーザーエクスペリエンスの提供などが含まれます。
こうした緊急課題に対応するために、患者、医療従事者、および研究プロセスに適したクラウドソリューションを導入できる戦略的パートナーを探しました。そして、EYチームの豊富なクラウド導入経験とMicrosoftの高度な技術を組み合わせることで、St James’sの変革を支える最適なパートナー体制が整備されました。こうした協力体制により、病院のシステム基盤を刷新するだけでなく、新しい革新的な取り組みを可能にし、患者の治療成果を高め、業務の効率を改善する道筋をつけました。その結果、St James’s はがん医療と研究の最前線に立ち続けることができているのです。