Female entrepreneur with hands in pockets looking away against gray wall
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CFOが直面する喫緊の課題

不確実な世界で新たな価値を創造するために、財務責任者に求められる変革とは?

変革と高い業績をけん引する、先見性ある革新的な財務部門のリーダー。それが財務責任者のあるべき将来の姿です。


要点

  • CFOが財務責任者の価値創造スキルに高い信頼を寄せている一方で、財務責任者自身は、価値創造者(“Value creator”)としての能力を十分に発揮できていない。
  • 財務責任者が価値を創出するためには、財務リスク管理とキャッシュマネジメントを通じてレジリエンスを高めるとともに、データとテクノロジーが持つ変革力を活用すべきである。
  • 人材の育成と連携を推進することで、財務責任者は組織内で信頼されるビジネスパートナーとしての地位を確立することができる。



EY Japanの視点 

不確実性が高まる経営環境のなか、財務責任者には資金管理やリスク管理といった従来型の業務に加えて、より戦略的な価値創造を行う役割が求められています。EY Global DNA of the Treasurer Survey の調査結果によると、CFOの大半が財務責任者に新たな価値創造を期待しているとされています。

このサーベイによれば、価値創造を阻む要因として、日々のルーティン業務や投資家をはじめとした外部の利害関係者とのやりとりに多くの時間が割かれているケースや、財務責任者に財務分野の高度なナレッジが不足しているケース等が挙げられています。このような課題をクリアするために、データとテクノロジーを活用した自動化や業務の可視化、組織横断的な連携体制の構築、財務戦略への積極的な参画といった対応が必要になるものと考えられます。

EY Global DNA of the Treasurer Surveyは、主に海外企業を対象としたサーベイとなっていますが、その調査結果は日本企業にとっても多くの示唆に富む内容となっていますのでぜひご確認ください。


EY Japanの窓口

河東 陽志
EY新日本有限責任監査法人 FAAS事業部 パートナー

伊藤 毅
EY新日本有限責任監査法人 FAAS事業部 シニアマネージャー



進化する財務責任者の役割

レジリエンスと価値創造の推進において、財務責任者はより戦略的な役割を担うようになっています。財務責任者がいかに自信を持ってファイナンスの未来を形づくるかについて、Myles Corsonが解説します。


昨今の不確実な環境において、財務責任者は、自らの役割を変革することで組織の価値を引き出すという絶好の機会を迎えています。財務リスク管理とキャッシュマネジメントを担う責任者として、イノベーションを積極的に取り入れテクノロジーを活用した複雑なビジネス環境を乗り切るリーダーシップを期待する声が高まっているのです。

財務責任者の役割を変革する取り組みは、CFOが主導しています。EY Global DNA of the Treasurer Survey(PDF)によると、調査対象となったCFOのうち、84%が財務責任者にとって重要なのは新しい価値を創造する機会を見極めることだと考え、93%が自社の財務責任者には価値創造を推し進めるスキルがあると確信しています。

CFOの
93%
が自社の財務責任者には価値創造の推進に必要なスキルがあると非常に強く確信しています。

しかし、そこにはギャップがあり、財務責任者全体の80%が新しい価値創造機会を見極める重要性を把握しているにもかかわらず、自らが積極的な価値創造者だと考えているのは52%しかいません。これと比較して、EY Global DNA of the Financial Controller Surveyの調査対象となった財務コントローラーでは、積極的な価値創造者と自認していた人は60%です。

平均すると、財務責任者は業務時間の25%を資産の流動性や資本コストなど従来型の業務に充てる一方、戦略的な意思決定に使う時間は16%しかありません。新しい価値の創出を妨げる障壁となる可能性が高いのは、銀行や投資家など外部関係の管理や、IT・人材関連を含めた運営責任への対応などです。いずれも、財務責任者の33%が課題として挙げています。さらに、回答者の32%が外部リソースやソートリーダーシップを通じて知見や専門知識を高める時間が不足していると答えました。

財務責任者が価値創造者としての能力を十分に発揮するには、こうした障壁を克服し、自らの役割を進化させる必要があります。求められるのは、イノベーションを推進し戦略的な意思決定に影響を与えるとともに、同僚や上級幹部と連携して組織全体のパフォーマンスを高めることです。

財務責任者は今後、ビジネスパートナーとしての役割を強めて、単に自らの業務を遂行するだけでなく、事業に関して助言する機会も増えていくはずです。

財務責任者全体の4分の3以上(79%)が、今後5年間で自身の役割が大きく進化すると考えています。特に以下の3点について重要性が増すと回答しています。

  • キャッシュフロー予測・管理の強化(回答者の37%)
  • サステナビリティ・ESG報告書の作成支援(同37%)
  • 財務リスク管理(同37%)

今回の調査結果から、財務責任者が以下の3つの取り組みによって、CFOの期待に応え新しい価値を創出できることが分かりました。

  1. 財務リスク管理とキャッシュマネジメントによるレジリエンスの構築
  2. データとテクノロジーが持つ変革力の活用
  3. 人材の育成と部門横断的な協働の推進

その先頭を行くのは、調査対象者の上位20%にあたる「変革をけん引する(変革型の)財務責任者」です。彼らは価値創造に関する経営幹部の視点に沿って対応をリードしています。この層の特徴としては、組織にとっての戦略的に重要なテーマを理解した上で、流動性フローと資本コストを重視し、全社的リスクを管理する傾向が高いことが挙げられます。

2025 EY Global DNA of the Treasurer Report

本レポートでは、調査結果をさらに詳しく紹介するとともに、財務責任者が自身の役割を進化させて、積極的に価値創造を担う存在になるための道筋を考察しています。

Businesswoman sitting in her sustainable office
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第1章

財務リスク管理とキャッシュマネジメントによるレジリエンスの構築

複雑で不確実な昨今のビジネス環境では、財務リスク・資金・流動性の的確な管理がこれまで以上に重要になっています。

重要な役割を担っているにもかかわらず、財務リスクを軽減して新しい価値を創造する機会をつかめずにいる財務責任者が少なくありません。自社の財務リスク戦略で意思決定が向上したと「強く確信」している財務責任者はわずか27%です。

 

こうした自信の欠如は、リスクエクスポージャーが正確に把握・報告されているのかという懸念に起因するのかもしれません。その結果、リスク軽減策が十分に機能していない可能性もありますが、他部門との連携を強化することで、財務責任者の財務リスク戦略に対する自信が高まると考えられます。

 

変革型の財務責任者は財務リスク管理の基準を定めています。平均的な財務責任者と比べ、変革型で多く見られた活動はシナリオプランニング(74%、財務責任者全体では65%)とリスク管理フレームワークの見直し(72%、同64%)です。変革型の財務責任者は積極的なアプローチをとることで、組織のリスクの予知と対応を向上させて、確保したリソースを長期的な価値の創造に集中させています。

 

財務責任者は現在、業務時間の17%を財務リスクと全社的リスクの管理に充てています。ところが、財務責任者全体で、今後は財務リスク管理にかけるウエイトが増していくと考えるのはわずか37%で、変革型の財務責任者の51%、CFOの43%と比べても少なくなっています。このギャップは、財務責任者が財務リスク管理を今後いかに活用し、価値を創造し保護するかを検討する必要があることを示唆しています。


キャッシュ重視の組織文化を醸成する

財務責任者は営業活動のキャッシュ創出と流動性の改善に成功すれば、重要な投資に回す資金の確保や新規借入の削減によって新しい価値を創造できます。また、販売部門や財務部門と連携して、P2P(purchase-to-pay)プロセスやO2C(order-to-cash)プロセスから運転資本を創出することも可能です。

Ernst & Young LLPにおいてFinancial Accounting Advisory ServicesのPrincipalであるGreg Russoは、財務責任者が今後、フリーキャッシュフロー(FCF)の管理者に位置付けられていくとみています。「フリーキャッシュフローは極めて重要です」とRussoは述べています。「投資家が注目する理由は、企業がこの資金を新規プロジェクトへの投資や債務の返済、自社株買い、配当支払いに充てているためです。日々のキャッシュマネジメントプロセスを通じてフリーキャッシュフローの確保に貢献することで、財務責任者は非常に大きな価値を組織にもたらすことができます」

財務責任者は、キャッシュを重視する組織文化の醸成が価値創造に役立つことを認識しています。財務責任者が価値を高める上で有効な方策として2番目に多く挙がったのは「流動性の最適化」です(財務責任者全体の29%、CFOの26%も重視)。運転資本とフリーキャッシュフローに自らが全面的に責任を負っていると回答した割合は、財務責任者全体で29%にとどまったのに対して、変革型の財務責任者では42%に上りました。

その一方で、営業活動のキャッシュの可視化において対応に苦慮している財務責任者もいると考えられます。調査全体の財務責任者で、ほぼリアルタイムの可視化を実現していると答えたのはわずか17%です。対して、変革型の財務責任者では、これを実現できる可能性が70%高くなります。

技術革新が、キャッシュマネジメントにおいて財務責任者の価値を創造する能力を向上させる可能性もあります。ほぼリアルタイムの可視化を妨げる大きな障壁はシステム関連の課題です。財務責任者の26%が財務データを集計するテクノロジーの欠如を課題に挙げています。



EYからの提言

財務リスク管理とキャッシュマネジメントを通じてレジリエンスを構築するために、財務責任者が取り組むべきこと:

  1. キャッシュに関する組織文化の見直しを働きかける。営業活動のキャッシュマネジメントの向上と支払条件の再交渉、在庫・税務戦略を評価する。
  2. 財務リスク管理に関する重要な施策を実施する。シナリオプランニングや財務ストレステストなどによってファイナンシャルレジリエンスを高める。
  3. 営業から会計まで組織のエンドツーエンド・プロセスに関与する。キャッシュマネジメントを強化し、財務リスクを軽減する。
Smiling young businesswoman using smart phone and leaning on column in office
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第2章

データとテクノロジーが持つ変革力の活用

財務責任者は新しい分析手法やAIツールの活用で、将来のキャッシュフローをより正確に予測し、財務リスクをより的確に検知、軽減することが可能になります。

トレジャリー部門が会社の価値を高める上で最も有効な方策として、財務責任者、CFOともに挙げたのは「データとテクノロジーを活用して組織のファイナンシャルアジリティを高めること」です。調査の回答では、財務責任者の30%、CFOの35%を占めました。変革型の財務責任者ではこの傾向が顕著で(43%)、自身の業務でテクノロジーツールを積極的に活用していることがうかがえます。

データとテクノロジーへの注目の高まりは、ファイナンシャルアジリティが組織の成功にいかに重要かを示しています。組織の重要なデータの管理を担う財務部門は、独自の立場からデジタルトランスフォーメーションを先導できるのです。財務責任者がテクノロジートランスフォーメーションを積極的に取り入れることで、組織全体のファイナンストランスフォーメーション推進にも貢献できます。

財務責任者はテクノロジーに対する関心が高く、82%がデータ分析や視覚化ツールをよく利用し、変革型の財務責任者に限ると、この数字は97%に達します。同様に、82%がクラウドベースの会計ソフトウェアを、83%が財務管理システムを利用しています。

今回の調査結果から、人工知能(AI)がキャッシュフロー予測にもたらす可能性が明らかになりました。財務責任者の3分の2(65%)が、12カ月予測は正確性が高くないと回答しています。その一方で、正確性が高いとした割合は35%ですが、予測にAIや機械学習(ML)を非常によく利用する財務責任者に限ると42%に上りました。同様の傾向は13週予測にもみられ、全体では35%、AIやMLの利用層では45%になります。

正確な予測は、キャッシュ配分に関する情報に基づいた意思決定や、流動性の最適化、ファイナンシャルアジリティ全体の高度化において、財務責任者を後押しします。AIを活用した知見によって、財務責任者は不確実性への対応と支出計画の策定で組織をより強力に支えることができるでしょう。


データが成功の鍵を握る

調査対象の財務責任者の5分の4(81%)が、データから得た知見を活用して戦略的機会を提案することが、自身の役割の変革における重要な要素だと考えています。キャッシュ最適化の機会を見極め、市場リスクと信用リスクの管理を強化する上で役立つのが、高度な分析ツールです。

残念ながら、AIや分析ツールの導入にあたって、財務責任者の多くが直面する課題は質の高いデータへのアクセスが限られていることです。キャッシュの可視化を阻む重大な障壁として、調査した財務責任者の4分の1近く(22%)が挙げたのは、システム全体でのデータの整合性がとれていないことです。

イノベーションの喫緊の課題

急速に変化する昨今のビジネス環境で価値の創造を目指す財務責任者にとってイノベーションは不可欠な要素です。新しいデータセットの分析や新しい報告手法の確立、取引銀行の集約によってイノベーションを起こすことができます。とはいえ、財務部門内でトレジャリーがイノベーション文化を醸成できると考える財務責任者は、調査対象のわずか25%です。

一方、CFOは財務責任者にイノベーターとしての役割を期待しています。CFOの47%が強調するのは、事業成長に必要なイノベーション戦略を財務責任者が主導することの重要性です。しかし、財務責任者の多くがイノベーションを妨げる障壁に直面しているのが現状です。半数近くが、イノベーションを起こす機会や必要な人材・リソースが不十分だと回答しています。

業務を外部委託すれば、詳細なデータ分析や戦略的な意思決定に充てる時間を確保して、トレジャリー部門のイノベーションを加速できます。全面的に外部委託される可能性が最も高い業務は、高度な分析やモデリングに加え、売掛金・買掛金処理であり、回答者の17%が選択しています。外部委託の最大のメリットには、業務体験の向上(47%)、自動化の進展(43%)、専門知識・スキルへのアクセス(41%)、戦略的業務に充てる時間の増加(41%)が挙がりました。



EYからの提言

データとテクノロジーが持つ変革力を活用するために、財務責任者が取り組むべきこと:

  1. イノベーション文化を醸成する。経営層の会議でイノベーションについて議論する時間を確保し、高度なテクノロジーとデータを財務業務に組み込む機会を模索する。
  2. データ品質を向上する。データ水準の向上を目的とした取り組みに参画し、企業活動を加速する。
  3. 外部視点を追求する。外部コンサルタントや同業他社、セクターのネットワークから、あるいは会議などのイベントへの参加を通じて取り入れる努力をする。
A man and woman walk through a modern interior. Sun streams through the large windows. The woman gestures as they have a casual chat between themselves.
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第3章

人材の育成と部門横断的な協働の推進

財務責任者は、イノベーションをけん引できるアジャイルで高いスキルを備えたチームの育成を支援することで、財務部門の進化を共同で先導できます。

組織とその人材、プロセス、データを確実に把握しているのがトップクラスのトレジャリー部門です。AIやデータ分析などのテクノロジーツールを活用して、業務を効率化し知見を創出しながら、他部門と連携して期待される成果を実現します。

トレジャリー部門が価値を高める上で特に有効な方策の1つとして、財務責任者、CFOともに多く挙げたのは、トップクラスのトレジャリー管理経験を通じた財務人材の育成です。調査では、財務責任者、CFOともに、全体の4分の1(26%)が、人材育成を財務責任者が組織の価値を高める上で特に有効な方法の1つとして挙げています。

財務責任者全体の3分の2以上(70%)がチームビルディングやメンタリング、キャリア形成に携わっており、財務コントローラーの35%を大きく上回りました。さらに、トレジャリー部門内のデジタル・分析スキル育成に、常にまたは頻繁に携わっているとの回答もやはり70%を占めています。

財務責任者は人材育成に積極的ですが、改善の余地があるのも事実です。回答者の49%が、研修と育成の強化がキャッシュマネジメントプロセスの改善につながると考える一方、実際に取り組んでいるのはわずか27%にとどまります。ここでも変革型の財務責任者は先を行っており、48%がテクノロジーツールに関する研修をすでに取り入れています。

連携がもたらす機会

財務責任者にとって連携は重要な価値創造の機会となります。プロジェクトの資金調達や投資家向け広報活動、M&Aにおいて経営幹部との連携が考えられます。ところが、財務責任者全体で、自組織の経営幹部と幅広く連携していると回答したのは全体の半数未満(43%)です。一方、変革型の財務責任者に限ると、この数字は56%になります。

財務責任者は、他部門のメンバーとも効果的に連携すべきです。財務責任者全体の3分の1以上(35%)が、自らの役割における同僚や経営幹部との連携の重要性が今後5年間で増していくと考えています。

高みを目指す

財務責任者は高い志を持っています。将来、CFOの座に就きたいと考える割合は、全体では40%ですが、変革型の財務責任者に限ると54%に上ります。調査対象となったCFOの5分の3近く(59%)が、CFO職を財務責任者の最終的なキャリア目標にすべきだと考え、14%がCEO職を目指すべきだと回答しています。

財務責任者がキャリア目標を達成するには、組織的な支援が必要です。さらなる支援を求める領域として多く挙がったのは「戦略的な知見の獲得に必要なデータの利用」(38%)、「イノベーション力と創造力の育成」(28%)、「コミュニケーションスキルとネットワーキングスキルの向上」(27%)です。さらに、リーダーシップスキルの取得に支援が必要だと考える割合は、CFOが28%で、財務責任者の18%を上回りました。

CFOは組織の中で担う役割の幅を広げており、戦略策定の支援等、果たす運営責任が増しています。そのため、財務責任者にも同様の役割拡大を期待しているのです。



EYからの提言

人材育成と連携の推進のために、財務責任者が取り組むべきこと:

  1. スキル監査を実施して、トレジャリー部門のスキルギャップを把握し、育成計画を策定する。
  2. 自身のリーダーシップスタイルと自己ブランドについてCFOに意見を求め、他部門との関わり方を向上する。
  3. 経営幹部などの上級幹部とプロジェクトで幅広く連携して、真のビジネスパートナーとしてのトレジャリー部門の立ち位置を確立する。
Casual businessman leaning against a wall in office using a tablet
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第4章

将来の財務責任者のあり方:CFOと財務責任者への提案

不確実な時代に、財務責任者が価値創造者としての自らのポテンシャルを十分に発揮するにはどうすればよいのでしょうか。

組織を将来の成功へと導くために、財務責任者は積極的に価値の創造に取り組み、変革を後押しし、CFOの期待に応える必要があります。

自らのポテンシャルを十分に発揮するために、財務責任者ができること:
  1. 変革をけん引する財務責任者になる
  2. インパクトのある全社的な取り組みを通じて成長を加速させる
  3. 財務部門でのテクノロジーの導入を先導する
  4. 組織のサステナビリティ戦略を支える
  5. 真のビジネスパートナーとしてのトレジャリー部門の立ち位置を確立する
財務責任者が価値創造者としてのポテンシャルを十分に発揮するために、CFOができること:
  1. トレジャリー部門の戦略的ビジョンを設定する
  2. ビジネス上・戦略的決定にトレジャリー部門を参加させる
  3. 全社的な変革への取り組みにトレジャリー部門を加える
  4. 財務責任者の価値創造力の強化を支援する
  5. トレジャリー部門の認知度を取締役会レベルで高める

EY Global DNA of the Treasurer Surveyでは、財務責任者が積極的な価値創造者になるための知見と、財務部門幹部がトレジャリー部門を強化するための実践的な提案を紹介しています。本稿はEYの「CFOが直⾯する喫緊の課題」シリーズの1つです。紹介した知見は、財務責任者や財務部門のリーダーが自信を持って財務の将来を形づくるための支援を目的としたものです。


2025 EY Global DNA of the Treasurer Report

さらに詳しい調査内容や、ファイナンストランスフォーメーションの推進のタイミングを知るには、レポート全文をご覧ください。


サマリー

積極的な価値創造者として、企業に新しい価値をもたらすこと、それが将来の財務責任者のあるべき姿です。そのためには、財務リスク管理とキャッシュマネジメントによって組織のレジリエンスを構築し、データとテクノロジーが持つ変革力を活用し、人材を育成し、連携を推進する必要があります。

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