香港政府、国外源泉所得非課税制度(FSIE税制)の修正に関する法案公表


香港 Tax Alert 2022年10月28日

2022年6月、香港政府の財經事務及庫務局(以下、「FSTB」)は、香港のFSIE税制を修正するためのコンサルテーション・ペーパー(以下、「コンサルテーション・ペーパー」)を公表しました。香港において経済的実体を持たない事業体において、特定の受動的所得が香港で二重非課税となる点に対して、欧州連合(以下、「EU」)は懸念を有しております。当該コンサルテーション・ペーパーは、その懸念を払拭するために必要な改善点がまとまっております。

その後、EYは利害関係者の皆さまから頂戴したご意見やご質問を取りまとめて、本コンサルテーション・ペーパーに対する、EYの詳細な見解をFSTBに提出しました。   

香港政府は10月28日、2022年度内国歳入法改正案(特定国外源泉所得に対する課税、以下、「修正法案」)を政府官報で公表しました1。当該修正法案は立法会での可決を経て、修正FSIE税制として2023年1月1日に施行される見込みです。2023年1月1日はEUが設定した期限であり、これを過ぎると香港はEUのブラックリストに掲載される恐れがあります。

  1. 修正法案は下記のリンクから入手できます。

https://www.gld.gov.hk/egazette/pdf/20222643/es32022264319.pdf

修正FSIE税制についての過去のタックスアラートは、以下のリンクからダウンロードできます。

https://www.ey.com/en_cn/hong-kong-tax-alerts/proposal-to-refine-hong-kongs-foreign-source-income-exemption-regime-for-passive-income
https://www.ey.com/en_cn/hong-kong-tax-alerts/proposed-refined-foreign-source-income-exemption-regime
https://www.ey.com/en_cn/hong-kong-tax-alerts/proposed-refined-foreign-source-income-exemption-regime-part-two

 

原文:Government today publishes legislative bill on the proposed refined FSIE regime

 

※全文は下記PDFからご覧ください。


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