政府開発援助等を通じた国際開発コンサルティング・サービス(プロジェクト評価・調査)

EY新日本有限責任監査法人では、主に日本国政府が開発途上国に対して実施するODA(政府開発援助)の実施を支援しています。監査法人にできる国際貢献として、EYのネットワークを活用し、ガバナンスやプロジェクト評価に精通したプロフェッショナルとして、開発途上国への技術協力を実施しています。

EY新日本有限責任監査法人(以下、EY新日本)は、会計監査で培ったナレッジとノウハウをベースに、EYのグローバルネットワークを活用して開発途上国での現地調査や、さまざまな分野の政府開発援助(ODA)プロジェクトのDAC6項目に基づく評価や、政府・公共部門の実施機関の財務分析を実施するなど、多岐にわたる開発コンサルティング・サービスの提供を通じて、持続可能な開発目標の達成や、開発途上国の社会課題開発に貢献しています。

EY新日本有限責任監査法人がこれまで実施した開発途上国での開発調査、プロジェクト評価には、以下のものがあります。

開発途上国での調査の実施

EY新日本は独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の実施するさまざまな開発調査や技術協力プロジェクトに専門家を派遣して、その実施を担っています。開発調査では、主に開発途上国における政策立案面を支援する立場で、開発途上国における投資環境や経済開発の調査を行い、戦略や政策の提言や計画作りの支援を行っています。

プロジェクトの計画・立案

EY新日本は、JICAが実施するプロジェクトの計画段階において行われる事業事前評価のための調査に専門家を派遣し、プロジェクトの詳細計画の策定を支援しています。調査では事業の優先度や相手国政府のニーズを分析し、協力内容や協力効果の検証を行い、相手国政府との協議を通じて円滑なプロジェクト形成に貢献しています。

プロジェクトの事後評価

JICAが実施したプロジェクトに対しては、相手国政府およびJICAによる事業のさらなる改善と、国民への説明責任を果たすことを目的として、プロジェクトの事後評価が実施されます。EY新日本は外部の第三者評価者として評価分析の専門家を派遣し、客観的な評価を実施しています。調査では、相手国実施機関へのインタビューや受益者調査等を現地にて行い、評価結果を基に提言や教訓を導き出しフィードバックを提供し、今後のプロジェクトの計画や実施において活用されています。


主な実績

  • 全世界2024年度案件別外部事後評価パッケージⅠ-1(インド、カンボジア)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2024~2025)
  • 全世界2023年度案件別外部事後評価パッケージⅣ-4 (バングラデシュ、ネパール)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2023~2025)
  • 全世界2023年度案件別外部事後評価パッケージⅢ-1(スリランカ、パキスタン、バングラデシュ)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2023~2025)
  • 全世界2023年度案件別外部事後評価パッケージI-5 (エジプト、メキシコ、ブラジル、ベトナム)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2023~2025)
  • ボリビア国コチャバンバ県における統合水資源管理実践能力強化プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2023)
  • ソマリア国若者と脆弱層の雇用促進に係る能力強化プロジェクト及びタンザニア国市場価値のある産業人材育成プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2023)
  • モンゴル国トゥヴ県フシグ谷の新都市の開発に係る投資促進及び経済自由地域関連法制度整備支援プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)(独立行政法人国際協力機構(JICA)、2023)



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