EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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規制対応に主眼を置いた受け身のレポーティングプラクティスではなく、信頼性の高いサステナビリティ情報を提供することによってステークホルダーに対する透明性と説明責任を追及する。これこそが、長期的な企業価値向上における重要なミッションです。
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EY Global IFRS Services Leaderである Leo van der Tas は、企業の財務報告が市場からの厳しい精査につれ、非財務報告に対する開示要件も次第に厳しさを増していくと予想しています。「非財務報告は何年も前から存在しており、グローバル・レポーティング・イニシアティブ(Global Reporting Initiative)に立ち返っていく」と言い、また、「非財務報告の重要性は、過去1、2年の間に投資家やその他のステークホルダーからの期待によって急激に高まり、近年では財務部門関連を含んだルールの大幅な変更にもつながっている。特に、サステナビリティの基準設定に対しては、既にIFRS財団との協議が開始されており、このような動きは一部の資本市場だけでなく、グローバルでの統一した基準設定を可能とするため、証券規制当局、投資家、作成者グループのような各方面からのサポートも受けている」と語ります。
投資家やその他のステークホルダーにおける非財務情報への意識の高まりを裏付ける調査結果として、回答者の65%が「企業のブランド価値や人的資本など、企業にとって従来の財務KPIでは測定または伝達されない重要な価値がある」と回答しています。これに対し、企業がその人材価値の測定や伝達において「重要な改善」を遂げたと回答したのは48%にとどまる結果となりました。