EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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監査委員会はサイバー攻撃にどう対応すべきか?
サイバーインシデント発見直後の一連のアクションとして、重大なインシデントが疑われる場合には、監査を担当する提携機関に迅速に知らせる必要があります。次に監査チームは、以下の項目を評価しなければなりません。
- インシデントがバランスシートに及ぼす影響
- 監査対象となる財務システムがアクセスされたり、改ざんされたりするリスク
- データ侵害発生後の財務諸表の完全性と正確性
- データ侵害によって発生する請求または罰則のリスク
さらに監査チームは、インシデントの調査結果と復旧活動の分析を⾏うことや、インシデント対応チームの対応状況を第三者が調査する「Shadow Investigation」を通じて、経営層による対応や復旧活動が⼗分かを評価することになります。
EYの監査プロセスでは、既にリスク評価を実施することは含まれており、さらに特定されたリスクをテストする手順を開発しています。一連の監査プロセスにサイバーセキュリティを組み込むことは当然の流れであり、監査委員会にとっては、サイバーセキュリティの専門家によって外部監査がサポートされているという安心感につながります。