EY Japan 統合報告書 2025 LTV metrics

EY Japan 統合報告書 2025

LTV metrics


「ステークホルダー資本主義指標」に基づいた自社のKPI

私たちEY Japanは、長期的視点での価値(Long-term value, LTV)創出の実現に真摯に取り組み、ステークホルダーへの説明責任を果たすために、業界に先駆けて、世界経済フォーラムの国際ビジネス評議会が策定した「ステークホルダー資本主義指標」に基づき、自社のKPI(LTV metrics)を開示しています。

ガバナンス原則

世界で最も信頼されるような、特別なプロフェッショナルサービスを提供する組織として長期的価値を創出すること。これはEYがLTVプランで掲げる目標に不可欠な要素です。

私たちは、世界のどこにおいても一貫して高い水準を目指した品質向上活動を実施することにより、社会への長期的価値の創出につながると確信しています。

項目実績
会社の存在意義を問うパーパス経営

パーパスに基づくクライアントサービス提供の継続により「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」の実践を維持

税制・税務に関するグローバル専門誌である ITR(International Tax Review)の2024 年 ITRアジア太平洋税務アワードにおいて「ESGファーム・オブ・ザ・ イヤー」を受賞

腐敗防止と不正や非倫理行動を防ぐ取り組み

EY のグローバル行動規範への宣誓:100%

Financial Crime 研修(贈収賄腐敗防止研修)の受講:100%

事業継続性への取り組み

首都圏の事業継続計画(Business Continuity Plan) の策定

訓練の実施


地球環境保護

気候変動は、現代社会が抱える重要な課題の1つです。この科学的事実に疑問の余地はありません。私たちは、人間が引き起こした不可逆的で著しい気候の変化に直面しており、次世代に向けて地球を守るためにも直ちにアクションを起こす必要があります。

項目実績
GHG 排出量のコントロール

継続的なCO2e削減施策を進めた一方でパンデミック後の出社・出張の増加によりFY24比11%増。

スコープ1および2の合計: 4,731tCO2e(34tCO2e + 4,697tCO2e)
スコープ3の合計:17,743tCO2e※1

オフィス電力の再エネ化

札幌事務所、仙台事務所の再エネ化

オフィス電力の再エネ利用率100%(FY30目標)に向けて順調に推移:84%

循環型オフィスの推進東京オフィスの一般ごみのリサイクル率:平均 73%(最高 76%)

※1 合計値の差異は端数処理によるものです。


最良の人材

プロフェッショナル・サービス・ファームであるEY Japanでは、メンバーの一人一人が財産です。より良い社会の構築を目指していくために、個々の能力を最大限に引き出し、魅力ある職場づくりを通じて高い成果を上げるチームを作ることが必要だと考えます。

項目実績
従業員の幸福度

EY People Pulse※2におけるWell-being指標:74%

主観的ウェルビーイング指標の総合評価スコア:79%

従業員のエンゲージメント

EY People Pulseにおける従業員エンゲージメントスコア:75%

Exceptional EY Experience(EYでの良い体験):87%

DE&I

女性管理職比率:27%

従業員における女性比率:35%

障がい者法定雇用率順守(2025年6月時点の実績:2.73%)

働きやすい環境づくりフレックス勤務やリモートワークで柔軟に働ける環境。資格取得支援やウェルビーイング施策に加え、男性育休制度や英語研修も充実。さらに、くるみん認定(子育て支援)、えるぼし認定(女性活躍)、健康経営優良法人など国の認定を取得し、多様な人材が力を発揮できる職場を実現しています。

※2   EY がグローバル全体で毎年実施している、従業員エンゲージメント調査


社会的価値創出

次世代を担う人材の支援、社会に影響力を持つ起業家との協働、そして持続可能な環境の早期実現に重点的に取り組みます。私たちが最も貢献できる分野でスキルを活用し、EYのナレッジから生み出される価値を、EY独自の方法で世界中の人々や地域に届けます。

項目実績
社会貢献活動

EY JapanメンバーのEY Ripples※3活動参加者数:3,439名

EY JapanのEY Ripples活動が人々の生活にポジティブな影響(インパクト)をもたらす数:約174万人

Lives Impacted(良い影響を受ける人の数)の考え方
直接受益者  +   間接受益者   =   合計受益者数 × 貢献度合い  =  Lives Impacted(良い影響を受ける人の数)

直接受益者とは、EY Ripplesの活動から直接的に良い影響を受けた人の数です。

社会起業家や児童・生徒など、EY Ripplesのイニシアチブに参加し、その恩恵を受けている人々です。

間接的な受益者とは、直接受益者から社会的サービスを受けるなど何らかの形で関係があり、社会起業家の顧客や児童・生徒の家族など、EY Ripplesの取り組みから間接的に良い影響を受けている人々の数です。直接的および間接的受益者の合計。EY Ripples活動の貢献度合い(Attribution Rate)は、調査などで収集したデータと影響を評価する手法を組み合わせて決定されます。また、活動の影響の深さだけでなく、地域ごとの影響力の違いも、各地域のSDGs達成度に対比して考慮されています。

※3 EY Ripples:EYのメンバーの専門的スキルと経験を活用し、社会課題解決に貢献する仕組み。次世代を担う人材への支援、社会に影響力を持つ起業家との協働、持続可能な環境の早期実現に重点的に取り組む(具体的な活動例は「EY Ripples」の推進を参照)。




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