EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
子会社や関連会社等で減損処理を判定する際の「回復可能性がある」とはどのような場合でしょうか。
時価を把握することが極めて困難と認められる株式については、発行会社の財政状態が悪化し実質価額が著しく低下したときは、相当の減額を行い、評価差額は当期の損失として処理(減損処理)しなければなりません。ただし、子会社や関連会社等の株式については、実質価額が著しく低下したとしても、事業計画等を入手して回復可能性を判定できることもあるため、実行可能で合理的な事業計画等が入手でき、回復可能性があると判断できる場合は、相当の減額を行わないことも認められます。
ただし、回復可能性の判断にあたっては、事業計画等は実行可能で合理的なものでなければならず、回復可能性の判定は原則としておおむね5年以内に回復すると見込まれる金額に基づいて回復可能性を検討し、また、回復可能性は毎期見直すことが必要とされています。