オーストリア、外国人労働者の最低給与要件を引き上げ

1. 概要

オーストリア政府は、2026年1月1日より外国人労働者に関する最低給与要件を改定しました。対象にはEUブルーカード申請者やレッド・ホワイト・レッドカード(特定カテゴリー)申請者が含まれます。詳細はこちらをご参照ください。


2. 影響

改定後の主な給与基準

  • EUブルーカード申請者:年額55,678ユーロ(14回払い、月額約3,977ユーロ)
    ※従来:年額51,506ユーロ(月額約3,679ユーロ)
  • レッド・ホワイト・レッドカード(キーワーカー):月額3,465ユーロ
    ※従来:月額3,225ユーロ

適用除外

  • レッド・ホワイト・レッドカード(高度人材)やオーストリア大学卒業者
  • 特定技能職に従事する第三国国籍者(短期労働許可、ICT許可など)
  • 労使協定の対象者(協定で定める最低給与が適用)

追加要件

  • 給与はユーロ建てで支払い、年間14回(12回+ボーナス2回)
  • 家族がオーストリアに居住する場合、扶養可能な給与水準を確保。

派遣労働者通知の免除条件

  • EU/EEA/スイス企業がオーストリアに派遣する場合、月額8,085ユーロ以上(従来7,740ユーロ)で通知義務を免除。


3. 必要な対応

  • 雇用主は、給与ポリシーを見直し、改定後の最低給与要件に適合させる必要があります。
  • 派遣労働者の通知免除条件も確認し、給与設定を調整してください。


4. 今後の動向

オーストリア当局は、毎年給与基準を見直す傾向があります。最新情報や追加改定については、追ってお知らせします。


本件に関しては、下記のPDFもご参照ください(英文のみ)。

Global Immigration alert - Austria - Austria increases minimum salary requirements for various categories of foreign employees(英語)をダウンロード


お問い合わせ先

EY 行政書士法人

木島 祥登 パートナー

※所属・役職は記事公開当時のものです