気候関連事項の財務諸表への影響

国際会計基準審議会(以下、IASB)は2020年11月20日、IFRS基準のうち、気候関連事項の財務諸表開示に関連する規定をまとめた教育目的で作成された文書を公表しました。本文書によりIFRS基準の規定が変更、削除又は追加されることはなく、その意図は確実な気候関連の開示を下支えすることにあります。

気候変動が企業のビジネス・モデル、キャッシュ・フロー、財政状態及び財務業績に与える影響について、利害関係者の関心は益々高まってきています。IFRS基準は気候関連事項に関する明確な言及をしていませんが、企業はIFRS基準を適用する際にその影響が重要となる場合には気候変動事項を考慮しなければなりません。

「IFRS Developments 第177号 2020年11月」をダウンロード

英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。 

IASB releases educational material on IFRS Standards and climate risks




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