マレーシア、インターンシップポリシーのパイロット期間を2026年3月31日まで延長

1. 概要

2026年1月21日、マレーシア人的資源省(KESUMA)は、外国人1名の雇用につき最大3名のマレーシア人学生をインターンとして受け入れることを求める「1:3インターンシップポリシー」のパイロット期間を2026年3月31日まで延長することを発表しました。本ポリシーは、外国人労働者の活用と並行して自国の若年層育成を促進することを目的としており、当初は2025年12月31日にパイロット期間を終了し、2026年1月1日に本格導入される予定でした。

ポリシーの対象となるインターンシップは、National Structured Internship Programme(MySIP)に登録されている、国内の大学・専門学校・TVET機関に所属するマレーシア人学生が対象です。


2. 影響

パイロット期間の延長により、対象企業はポリシーの要件の理解や自社業務との整合性を考慮したインターン受け入れ計画の準備に追加の時間が確保されます。

一部のティア1およびティア2企業には、Expatriate Services Division(ESD)ポータルの既存アカウントを通じて、MyNextポータルでのインターン受け入れ準備(オンボーディング)を開始するよう通知が送付されています。この通知を受け取った企業は、受領後30日以内にオンボーディングを完了する必要があります。

一方、通知を受け取っていない企業については、パイロット期間中はMyNextポータルへのアクセス権が付与されないため、今後の正式導入時期について当局からの案内を待つ必要があります。

また、MDEC(Malaysia Digital Economy Corporation)やIRDA(Iskandar Region Development Authority)など、他の審査機関の管轄下で活動する企業についても、引き続きMyNextポータルへのアクセスは制限されています。


3. 必要な対応

パイロット対象企業は、延長期間を活用してポリシーの要件を満たすための準備を進めることが推奨されます。

MyNextへの登録遅延に対する罰則は現時点で発表されていないものの、将来の本格導入および遵守強化に備え、早期登録が推奨されます。インターン受け入れ計画や体制整備を適切に行うことで、ビジネス上の遅延や影響を未然に防ぐことが可能です。


4. 今後の動向

今後、当局は正式な導入時期や対象企業の拡大、MyNextポータルの利用要件など、追加情報を発表する見込みです。最新動向を注視し、必要に応じて速やかに対応を進めることが重要です。

EYは引き続き動向をモニタリングし、企業の対応をサポートいたします。


本件に関しては、下記のPDFもご参照ください(英文のみ)。

Global Immigration alert - Malaysia - Malaysia extends the Internship Policy pilot phase until 31 March 2026(英語)をダウンロード


お問い合わせ先

EY行政書士法人

木島 祥登 パートナー

※所属・役職は記事公開当時のものです