サウジアラビア、外国人従業員の「General Manager」職種変更に関する規制更新

1. 概要

サウジアラビアの人材社会開発省(MHRSD)は、Qiwa(キーワ)ポータルを通じた外国人従業員の職種変更に関し、「General Manager(ゼネラルマネージャー)」への変更手続きを制限しました。ただし、外国人従業員であっても、企業の商業登記簿(Commercial Registration:CR)に同職種が登録されている場合には引き続き任命が可能です。


2. 影響

今回の制限は、既存の外国人従業員が通常の職種変更手続きを通じて「General Manager」の職種へ変更することを困難にします。一方で、外国人が新たに同役職として採用される場合には、適切な就労許可やビザ手続きを経ることで、CRへ「General Manager」として登録し任命することができます。

そのため、企業は従業員の職種情報、CR上の役職登録内容、雇用契約の整合性をより厳密に管理する必要が生じます。


3. 必要な対応

企業は、Qiwaポータルでの職種変更の可否や制限について最新情報を確認し、内部プロセスを見直すことが求められます。また、職種変更が必要な外国人従業員については、遅延や手続き上の問題を回避するため、CR記載内容と職務内容が一致しているかを事前に確認し、関係者への周知を徹底することが重要です。

特に、将来的に「General Manager」職へ変更する可能性のある従業員については、CR登録や新規就労許可の取得方法を含め、適切な手続きを早期に検討することが推奨されます。


4. 今後の動向

本規制は今後も追加の更新が行われる可能性があり、企業の外国人雇用管理に影響を及ぼすことが想定されます。EYは引き続き関連動向を注視し、最新情報を提供していきます。ご不明点がある場合は、専門家までお問い合わせください。


本件に関しては、下記のPDFもご参照ください(英文のみ)。

Global Immigration alert - Saudi Arabia - Regulatory update on the use of the “General Manager” job title for foreign employees(英語)をダウンロード


お問い合わせ先

EY行政書士法人

木島 祥登 パートナー

※所属・役職は記事公開当時のものです