EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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さらに、インタビュー対象者は、過度にAIを信頼することに強い疑念を示しており、準備が不十分な状態でAIを導入している企業があると指摘しています。
また、EYが先般公表したレポート How boards can lead in a world remade by AI (PDF版)において、取締役会のAIに対する考え方は、漸進的ではなく変革的であることが必要とされています。競争上の差別化をさらに高い次元に押し上げるのは、単なる既存のワークフローの自動化ではなく、AIを中心に据えたプロセスや業務モデルの抜本的な再設計だと予想されます。
取締役会が経営陣に促すべきことは、AIによる価値の再形成が可能な領域を特定することや技術リスク選好度を再評価すること、AI導入の取り組みと戦略的成果の緊密な関係を確実にすることです。これらの取り組みについては、規制や事業、レピュテーションに関するリスクを回避するために、ガバナンスや倫理的監視、強力なデータ管理を通じて、責任を持って実施する必要があります。
また、このレポートでは、人材・従業員戦略に対する重大な影響も指摘されており、人材モデル変更の必要性が示唆されています。取締役会は、人的資本戦略の進化を実現しなければなりません。これは短期的なコスト削減と長期的な組織基盤や社会的期待を均衡させることです。
もう1つの極めて重要なテーマは説明責任です。AIの自律性の進歩にもかかわらず、結果に対する責任は依然として人間が負っています。偏見や不正確な回答などの問題のために、企業がレピュテーションリスクなどの組織的リスクにさらされる可能性があります。取締役会は、強固なガバナンス、明確な説明責任、透明性の高いリスク管理を徹底することで、信頼を競争上の差別化要因に昇華させなければなりません。
最後に、取締役会自体も進化する必要があります。EYが公表したレポート、Enhancing Board Oversight of Technology(PDF版)には、最高技術責任者(CTO)が取締役会に期待していることについて、興味深い知見が示されています。取締役会は、教育、明確性、専門性の尊重が組み合わさっていることが最も望ましいとされています。取締役に対する継続的なAI教育や経営陣とのより深い連携に加え、取締役会のあらゆる議論でAIを考慮することは、効果的な監視を行う上でますます欠かせなくなっています。