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通信事業者はB2B事業において、どのように成長・拡大できるか


地政学的環境の変化とセキュリティに対するニーズの増大が相まって、B2B事業を再び成長の軌道に乗せる機会が、ICTプロバイダーに訪れています。


要点

  • 新興テクノロジーへの企業の投資は引き続き堅調だが、統合型通信テクノロジープロバイダーの選定基準は変化しつつある。
  • 地政学、データ主権、サイバーセキュリティを巡る状況とテクノロジーの進展を背景として、AIやセキュリティ機能がB2B顧客にとっての最重要要件になりつつある。
  • 通信事業者の各国経済における重要な役割や、セキュリティ面での確かな実績を踏まえると、この変化する環境において、通信事業者は統合型テクノロジープロバイダーとして優位なポジションにある。



EY Japanの視点

日本の通信事業者におけるB2B事業の展望

日本の通信事業者は、B2B事業において元来のコアサービスである「通信の提供」に固執せず、自社のアセットを活用して周辺領域(AI、クラウド・データセンター、IoTソリューション、サイバーセキュリティなど)に展開し、ネットワークプロバイダーから統合型テクノロジープロバイダーへの転換を積極的に推進しています。

一方、これらの周辺領域の多くはAWS、Microsoft、Googleなどの米国を基盤とするテックジャイアントが強みを持つ領域でもあり、日本でも技術優位性を武器に事業を展開し、デジタル庁からガバメントクラウド対象のクラウドサービスとして認定されるなど国の中枢にも入り込んでいます。

では日本の通信事業者がそれらの企業と同じ土俵で戦い、勝つためには何が求められるのでしょうか。それは記事でも言及している「国家主権」「自社実績の活用」「顧客との関係性」と考えます。

官公庁も含め、日本の組織の多くは自社のデータが国外に保管・処理されることや、外国法の管轄下に置かれることに懸念を持つ組織も少なくありません。通信事業者はここに国内のデータセンターとソブリン性を有したクラウドサービスを提供することができます。

先端テクノロジーや新たなユースケースはPoCから始めることが基本ですが、国内で一気通貫したオペレーション体制を持ち、自社のネットワーク、コールセンター、営業などあらゆる機能を実証の場として活用し、それを実績として訴求できるのは強みになります。

顧客との関係性については事業者ごとに濃淡はありますが、支店を構える各地域の地場企業や、古くから通信サービスを提供してきた大手企業との関係性は財産であり、これらの企業と共同で開発、実証、営業などを行うオプションも優位性に貢献します。エコシステムをどう構築するかが勝率に直結します。


EY Japanの窓口

新居 功介
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 テクノロジー/メディア・エンターテインメント/テレコムセクター シニアマネージャー



企業が技術投資について検討するべき論点が急速に進化する中、企業各社は、ネットワークAPIやソブリンクラウド、さらにはスタンドアローン(SA)方式の5Gインフラといった、新たなビジネスチャンスに注目しています。これに加えて、コンプライアンス環境の変化によって企業がベンダーエコシステムの再評価を迫られる一方で、人工知能(AI)の普及に伴い、ベンダーの営業やサポート対応への期待も大きく変化しています。

顧客企業側のニーズがこのように変化する中、あらゆるICTプロバイダーが難しい問題に直面しています。しかし、実際には、その変化するニーズの一部は通信事業者の強みに合致しています。特に、不確実性が高まり、国家主権重視の傾向が強まる世界情勢において、規制下にある国家インフラのプロバイダーとしての立場と高度なセキュリティ能力を備えた通信事業者は、サプライヤーとしての魅力を高めています。

通信事業者には、この高い価値を生み出し得る分野において、顧客企業にとっての存在価値を高め、成長の軌道を押し上げる新たな機会が訪れています。これを実現するには、顧客企業との関係を新たな方法で強化できるように、対策を講じる必要があります。それに加えて、提供サービスの種類、営業モデル、エコシステムにおける立ち位置を見直して、長期的価値の最大化を図る必要があります。

EY Reimagining Industry Futures study 2026(産業の未来図を再構築するための調査 2026年版)をダウンロードする。

第1章

企業の投資判断に影響する、新たな要因

企業のテクノロジー導入は進んでいますが、外部・内部要因の変化のために、投資戦略やサプライヤー選定が複雑化しています。

変革をもたらすテクノロジーへの企業投資の見通しには期待が持てます。さまざまなAI技術が投資の論点として注目を集め、5G関連の投資も増加傾向にあります。また、ITおよびコネクティビティ(接続性)への投資の合計は、2桁近く成長する見込みです1。しかし、テクノロジーの変革に対するこうした投資意欲には、一連の新たな外部要因も影響を与えています。中でも、データを巡る政策や法令が、投資判断に影響を及ぼす外部要因として、最重要となっています。このような回答が浮き彫りにしているのは、データ管理、技術的自立、経済成長が密接に結び付いて産業政策が形成される傾向が高まっているという、サプライヤー側の状況です。地政学的分断が投資計画の重しになっているわけではありません。しかし、政策環境の不透明性の高まりを受けて、企業の77%がサプライヤーとの関係を見直していることを踏まえると、サービスプロバイダーはその状況に適応していく必要があります。


各企業が自社のテクノロジー導入計画に影響を与える新たな要因への適応を進めるのに伴い、投資判断やサプライヤー選定への経営陣の関与の形もまた変化しています。テクノロジーを管轄する経営幹部の職務範囲の拡大を反映して、CTOやCIOが意思決定の主導権を再び強めています。一方で、テクノロジー変革への投資やサプライヤー選定について、より広範な経営陣の多くが依然として決定に関与しています。こうした責任の分散によって、新たに多様な視点がもたらされる一方で、見解の不一致が生じるリスクも高まります。企業の65%が、投資判断に関する合意形成に課題があると回答しており、特に、エネルギーおよび公益事業セクターの企業において、この問題は深刻です(73%)。企業が最高責任者の職位を新設するのに伴い2、サービスプロバイダーは、企業内でテクノロジー関連のステークホルダー構成の変化に注意を払う必要があります。


第2章

企業のニーズの進化に伴う、サプライヤーのエコシステムの拡大

ネットワークAPI機能への需要拡大に加え、ソブリンクラウドへの移行が進行しています。これを受けて、企業が新たなサプライヤーのエコシステムと関わる中で、通信事業者が存在感を高められる機会が訪れています。

地政学的な混乱や、政策立案者によるテクノロジーの自立性をさらに重視する動きを背景に、ソブリンクラウドの需要が増加しています。企業はこのような変化に対処しています。17%の企業が現在ソブリンクラウドに投資しており、53%の企業が投資を計画中です。しかし、こうした新たな投資の優先順位は、需要増加だけではなく、ディスラプション(創造的破壊)の可能性も示唆しています。企業は、デジタル主権の観点から、クラウドベンダーの見直しを進めているのです。ソブリンクラウドソリューションは現在、主要なハイパースケーラー(大規模なデータセンターを運営し、クラウドコンピューティングやストレージ、ネットワークサービスを提供する企業)が提供しています3。ハイパースケーラーが単独で提供するサービスまたは現地のパートナーと提携して提供するサービスのいずれについても、企業は好意的です。

同時に、企業は、通信事業者のソブリンクラウドソリューションにも関心を示しています。特に、ネットワークカバレッジが広範で、エッジコンピューティング拠点などの関連資産を持つ通信事業者には、有望な「市場参入機会」が訪れる可能性があります。いかなるICTプロバイダーにとっても、パートナーシップが極めて重要になるでしょう。企業の大半は、データ管理やコンプライアンス対応と、柔軟性や事業継続性とのバランスを取るために、サービスプロバイダーのエコシステムを介したソブリンクラウドソリューション購入を選ぶからです。


ネットワークAPIもまた、ICTプロバイダーにとって大きな成長領域です。世界のモバイル接続の80%を担う通信事業者がAPIの開発を進める中、「ネットワーク・アズ・ア・サービス(NaaS)」という新たなビジネスモデルが台頭しています4。 顧客のオンボーディングや不正対策のためのAPIが、企業に好評で、高い評価を得ています。オンデマンド型のサービス品質に関するAPI(QoD API)も、アプリケーションのニーズに沿ってネットワークパフォーマンスを調整可能なプレミアムAPIとして注目を集めています。また、ソブリンクラウドと同様に、企業は利用可能な種々の購入経路を慎重に検討しています。通信事業者からの直接購入を選ぶ企業もある一方で、クラウドベンダーや通信プラットフォーム・アズ・ア・サービス(CPaaS)プロバイダーも有力なサプライヤーとして認識されています。こうした状況から、通信事業者が市場参入戦略の一環として強固なチャネル戦略を必要としていることは明らかです。


第3章

企業によるベンダー再評価の焦点となる、セキュリティとAI機能

企業は現在、セキュリティとAI機能がサービス提供に組み込まれていることを、ICTサプライヤーの他の特質よりも重視しています。また、多くの企業が、通信事業者を単なる通信接続サービスの提供者を超えた存在だと認識しています。これは、企業からの認知を高める余地があることを示しています。

テクノロジー投資に関する判断に影響を与える新たな外部環境の変化に企業が対処し、サプライヤーのエコシステムが進化するのに伴い、企業がベンダーに求める能力も変化しています。サプライヤーの特質の中では、セキュリティが現在最も重視されています。これは、サイバーセキュリティの予算が前年比14%以上増加する中、データ保護の重要性が高まっていることを反映しています5。次に重視されているのが、ベンダーのサービス提供に組み込まれたAI機能でした。これは、的確な情報提供に基づいたスムーズなサプライヤーとのやり取りを求める企業の増加を示しています。一方、導入や実行のスピードについては、現在のニーズとしては比較的重視されていません。企業はセキュリティ上のニーズと、イノベーションや迅速な実行といった要望とのバランスを取ろうとしているのです。 


企業は、事業上の成果につながる専門性という観点では、通信事業者よりも、ITサービスプロバイダーとクラウドベンダーを高く評価する傾向があります。通信事業者がこの差の解消を目指す中で、支えになり得るのは、多くの顧客企業が彼らを単なる通信接続サービス提供者を超えた存在だと認識していることです。セキュリティやデジタル主権に関するニーズが高まる中、ヘルスケアセクター(39%)や政府機関(38%)を筆頭に、多くの経営幹部は、通信事業者がデジタルインフラを守る存在だと考えています。

特に、ソブリンクラウドや不正対策APIなどの、セキュリティを重視する新しいサービスの登場を踏まえると、レジリエンスの専門家としての立ち位置を取れる通信事業者にとって、今後の見通しは明るいと考えられます。また、企業は通信事業者に信頼できるICTアドバイザーとしての役割も期待しています。これは、通信事業者が他のテクノロジーサプライヤーとの調整を担い、企業が新たなテクノロジーから最大の価値を引き出せるように支援するという、よりコンサルティングに近い顧客関係を構築する余地があることを示唆しています。


第4章

企業が評価するのは、成果重視の姿勢とスムーズな対応

通信事業者は、企業のテクノロジー要件の変化に応える上で、有利な位置を占めていますが、この立ち位置を活かすには、より的確な情報提供と迅速な対応を通じて、顧客の事業成果を向上させる必要があります。

企業は、自社の戦略上のニーズを真に理解しているサプライヤーを求めています。企業がベンダーに望む改善点のトップに挙げられたのは、「自社の事業や技術上の優先事項に対する理解の向上」(43%)です。このような状況において、いくつかの重要な点でサプライヤーが達成できていないことがあります。企業は、ベンダーの説明不足を感じているのです。具体的には、顧客企業の変革支援のために、ベンダーが内部でどのようにテクノロジーを活用してきたのかについて、または顧客にもたらした価値を証明する実例について、十分に示していないと考えています。他にも、ベンダーのパートナーエコシステムに対する認知度の低さも、顧客企業が見落としがちな課題になっています。

通信事業者は技術的な能力を訴求するのではなく、顧客の事業上の最優先課題に即して、具体的な成功事例を提示することで、より迅速に顧客企業の信頼を勝ち取れるでしょう。このような改善の達成は、今や事業上不可欠になっています。今後12カ月以内にベンダーの集約を予定している企業は43%であり、昨年の35%から増加しています。これは、サプライヤーが改善の努力を怠った場合、大きなリスクになることを示唆しています。

サプライヤーの事例や実績に対する企業の見解
59%
59%
の回答者が、ベンダーが、変革をもたらすテクノロジーを内部でどのように活用しているかを明確に説明していない、また、事業成果の向上が実現できることを示す顧客の事例を十分に提供していないと考えています。

企業はベンダーに対して、自社のニーズをより深く理解していることを明確に示すよう期待する一方で、サプライヤーとの現場でのやり取りにおいても、より積極的で迅速な対応を求めています。その点は、カスタマーサポートが期待を下回っていると回答した企業が63%に上ることからも明らかです。企業の主要な要望の上位には、アフターサービスの品質向上と、ベンダーのさらなる専門性へのアクセスが挙がっています。顧客が社内で変革をもたらすテクノロジーの導入を拡大できるよう支援する一方で、パートナーネットワークを活用してスキルや知識の格差を解消できるベンダーが、高い評価を得られるでしょう。

また、企業は複雑性の軽減にも強い関心を示しており、より機動的な営業対応や、製品構成の簡素化に対するニーズも顕著です。今後、日々の顧客対応において、効率性と有効性の向上が不可欠になると考えられます。通信事業者のCEOはこのことを理解しています。EYによる調査 「EY CEO Outlook Survey 2026」によると、回答者の79%が法人顧客向けのフロントオフィス機能は高度化できる、と楽観的な見方をしています。


次のステップ:通信事業者がB2B顧客との関係を変革するための5つのアクション

通信事業者は、法人向け市場の成長可能性を再評価するにあたり、顧客ニーズの変化は一面的ではなく、両義性を持つことを認識する必要があります。通信事業者は、提供サービスの拡充により、顧客の支出におけるシェアの拡大を目指せますが、一方で、セキュリティ上のニーズや地政学的な分断のために、既存のパートナーエコシステムは新たな問題に直面しています。また、テクノロジー投資自体の見通しは、全体的に引き続き堅調ですが、購入者の構成は急速に変化しています。

変革をもたらすテクノロジーの導入によって、非線形性(nonlinear)、加速性(accelerated)、流動性(volatile)、相互関連性(interconnected)を特徴とする「NAVI」という現在のリスクがますます顕著になる状況では、成長機会がある一方、仲介業者を排除するリスクが併存しています。取引当事者間の力学が複雑化する環境下で成功を得るには、サービスプロバイダーは自社の価値提案を確立し、新たな方法で顧客との関わりを強めていく必要があります。以下に挙げるのは、通信事業者がB2B事業の成長見通しを最も高めるのに役立つ、5つの重要なアクションです。

1. セキュリティおよびデータ完全性に対する企業ニーズの増大に対応する

調査結果からは、規制環境が変化しつつあることがうかがえます。こうした中、地政学的な分断や、政策立案者が技術的自立を重視していることが、企業によるテクノロジー関連の意思決定やサプライヤーの選定に及ぼす影響が増大しています。同時に、セキュリティに関する専門性が、企業がICTサプライヤーに求める最も重要な特質になっています。デジタル主権がベンダー選定に強い影響力を持つ新たな要因となっている現在、データ保護の厳格化を求める顧客企業のニーズに応えるために、セキュリティ関連の実績を強化するとともに、セキュリティの原則に基づいて、パートナーエコシステムの構築や連携を進める必要があります。

2. 自社に最適な「市場参入機会」に基づいて、提供サービスとパートナーエコシステムを活性化する

本調査では、ソブリンクラウドに始まりネットワークAPI、GPU・アズ・ア・サービス(GPUaaS)に至るまで、新しいテクノロジーやそれに関連するユースケースに対する、企業の関心の高まりが確認されています。さらに広く見れば、接続性とコンピューティングの融合の進展に伴い、ICTサプライヤーの市場参入戦略や、それを支えるパートナーエコシステムに課題が生じています。このように需要環境が急速に変化する中で成功を収めるには、自社の提供サービスの中から、単独で、またはパートナーと協力して価値提案を拡充できる分野を特定し、精査する必要があります。「市場参入機会」についてストレステストを行い、厳しい競争下にあるサプライヤー市場において、自社独自の強みを最大限に活かす方法を検討するべきです。

3. テクノロジー変革について企業を啓発し、自らを「ゼロ番目の顧客」として位置付ける

企業は、ベンダーやサプライヤーについて、自社がどのような関係を必要としているのか明確に理解しています。それは、事業成果を中核とし、変革をもたらすテクノロジーの導入プロセス全体を通じて、ベンダーがコンサルティングを提供するパートナーとして伴走する関係です。このようなニーズに応えるには、顧客企業に、変革をもたらすテクノロジーや関連する事業モデルによる「art of the possible(不可能な理想を追求するのではなく、可能なことを実行する技術)」の真価を認めてもらうだけでなく、事業目標を見据えた導入と達成の成功事例の詳細な説明を通じて信頼してもらえるよう、全力を尽くす必要があります。そのためには、ICTプロバイダーが自らをゼロ番目の顧客と位置付けて最初に導入することで、新しいテクノロジーが事業にどのようにプラスに働くのかを明確に示さなければなりません。

4. 顧客企業の経営陣に対して、自社が変革のアドバイザーだという認知を広く高める

企業のテクノロジー関連の意思決定やサプライヤーの選定には、多様な経営幹部の視点が反映されるようになっています。また、EYの調査によると、CEOがテクノロジー変革の主要なステークホルダーになっている場合、事業成果やエコシステムの専門家として顧客に認知されている程度が最も高いICTベンダーが、特に高い成果を上げる傾向があります。このような傾向を最大限に活用するためには、既存のステークホルダーとの関係を強固にするとともに、顧客側の変化に応じて新たな関係を築いていくことが不可欠です。経営陣の各管轄に合わせてテクノロジーに関する議論を機敏に調整する能力は、顧客のテクノロジー戦略と事業目標との関連性に対する理解を深める上でも有益であり、長期的には、他社との差別化につながります。

5. 顧客向け販売・サポート体制の改善に向けて、AIを中核に据えてさらに注力する

企業は、最先端テクノロジーを中核に据えた長期的な変革を目指す一方で、取引当事者間の相互作用の意義を高めることで、より実務レベルでのメリットを提供するICTプロバイダーを求めています。経営陣だけでなく、顧客企業の各組織のあらゆるレベルで関係を強化する必要があります。サービス提供プロセスにAIが組み込まれていることは、ベンダーの特質として不可欠になっています。そして、デジタルツールを活用して、より的確な情報提供に基づく、よりスムーズなカスタマーエクスペリエンスを提供するサービスプロバイダーを、顧客企業は高く評価するでしょう。実際に、顧客対応へのAI活用を最優先することこそが、現在のB2B顧客が求めている、コンシューマー向けレベルのサポートを提供する鍵になります。


EY Reimagining Industry Futures Study 2026(産業の未来図を再構築するための調査 2026年版)に興味を持っていただき、ありがとうございます。

レポート全文はこちらからご覧ください。

サマリー

世界中の企業が新興テクノロジーへの多額の投資を続ける中、テクノロジー導入のためのパートナーの選定に影響を及ぼす要因は多様化し、選定のあり方を根底から変容させています。この要因に挙げられるのは、データ主権の優先度の高まり、セキュリティリスクの増大、AIを活用したサービス提供における需要の増加などです。これらはいずれも、通信事業者が多くの他のICTサプライヤーに対して、優位性を発揮できる可能性を有する分野です。しかし、通信事業者がこの機会を現実の成果につなげるには、B2B顧客との関わり方や関係を刷新・強化するとともに、製品構成やパートナーエコシステムの強化にも取り組むことが求められます。

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