DX戦略&デジタル・エンタープライズ・アーキテクチャ構想
──変革を回し続ける「AI時代の意思決定構造」を、共創する

ERP刷新、SaaS導入、データ基盤整備、生成AI活用──多くのDX施策は増え続けている一方で、なぜ企業変革が進まないのか。問題はツール不足ではなく、変化を継続的に取り込み続けるAI&DX時代の「意思決定構造」が設計されていないことにあります。われわれは、業務・データ・AI・ITを統合し、変革を回し続ける意思決定構造としてのエンタープライズ・アーキテクチャ(EA)を構想し、実行まで伴走支援します。


1. DXが進まない課題──エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の不在

多くの企業では、各部門が個別最適なIT投資・デジタル施策を進めた結果、全体最適が図られず、変革スピードが阻害されています。経営層からは次のような声が聞かれます。

  • 「S/4移行に数百億円規模の投資をかける価値を、経営として説明できない」
  • 「気づけばSaaS70個、データ分断、PoCだけ100件」
  • 「現場が独自にAIを導入し始めている。経営として方針が要る」
  • 「DX推進部がPoC屋になっている。経営に効いていない」
  • 「戦略はある。でも、IT投資計画にまだ落ちていない」

これらはソリューション選定の問題にとどまりません。経営・業務・IT・データ・AIを統合した「意思決定構造」である全社アーキテクチャが設計されていないことに起因する、構造的な課題です。


2. 何を目指すのか──継続的に進化するアーキテクチャを持つ企業へ

DXの本質は、システムを入れ替えることではありません。市場、顧客、競争環境、そしてAIといった変化を、企業として継続的に取り込み続けられる「意思決定構造」を持つことにあります。われわれが目指すのは、業務・データ・IT基盤を分離・統合し、継続的に進化可能なデジタルプラットフォームを持つ企業の姿です。これは「都市計画のある街づくり」に例えられます。共通の都市基盤としてデータとインテグレーション、クラウド、ゼロトラストを整え、その上に業務SaaS、ERP、独自App、AIを柔軟に配置・更新できる構造です。これが、変化への柔軟性と高速な意思決定を両立させます。

継続的に進化するアーキテクチャを持つ企業へ
図:EY作成

この姿を成立させるための条件は2つあります。第一に、North Star(競争優位の源泉となる価値)と、変えるべき意思決定が経営アジェンダとして言語化されていること。第二に、業務・データ・AI・クラウド・セキュリティを横断したアーキテクチャ原則と、スピードと統制を両立させるガードレール型ガバナンスが定義されていることです。

 

3. 提供ソリューション──DX戦略策定からアーキテクチャ構想・実行まで一貫して支援

Phase 1:構想・戦略策定

課題・テーマ抽出 → ビジョン定義 → アーキテクチャ定義 → ロードマップ策定 → 投資ポートフォリオ設計、の5ステップを反復型で進めます。意思決定ルール、5領域のアーキテクチャ、組織・体制、ROIまでを一体で設計します。Phase 1の検討では、業務ユースケース×ソリューション×AIエージェント能力をマルチベンダー中立の知見として整理し、「どの意思決定を変えるには、どの組み合わせが効くか」を逆算してロードマップを描きます。

Phase 1:構想・戦略策定
図:EY作成

Phase 2:変革実行支援(Transformation Office)

複数の実行プロジェクトに対し、全体アーキテクチャ整合性の統制と技術検討支援を継続的に行います。


Phase 2:変革実行支援(Transformation Office)
図:EY作成

2つのアセットで、構想を「絵」で終わらせません。

  • アーキテクチャ・ポートフォリオ管理基盤:To-Beケイパビリティ・マップの達成度を四半期ごとにヒートマップ化し、経営報告と直結させます
Phase 1 構想フェーズ  Phase 2 実行フェーズ:継続して測る・回す
図:EY作成
  • アーキテクトCoE(Center of Excellence)×AIアーキテクト:整合性監視・リスク検知・技術負債分析をAIで継続実行する「AI-Augmentedガバナンス」を実装します
AI+アーキテクチャ・ガバナンス
図:EY作成

4. なぜこのソリューションが必要か──AI時代に求められるアーキテクチャとAgentic原則

AI時代の前提

AI時代のアーキテクチャは、5つの領域で同時に構造変化を起こしています。これらは個別最適ではなく、「意思決定をどう変えるか」を起点にAgentic原則(AI エージェントの活用を前提としたアーキテクチャ原則)で一体設計されるべきものです。

  1. Agentic Composable──1業務1システムから、AIが動的に組み合わせる構造へ
  2. Agentic Data Fabric──集める資産から、AIが意味を理解する燃料へ
  3. AI Workload三層配置──オンプレ/クラウド論争から、Cloud×On Prem GPU×Edgeの配置設計へ
  4. Agentic Zero Trust──境界防御から、AIへの信頼設計へ
  5. Architecture CoE × AI──変革を止める統制から、回し続けるエンジンへ

われわれは、この5領域をAgentic原則で貫通させ、企業固有のNorth Starに接続する設計力を持っています。

意思決定のためのアーキテクチャ
図:EY作成

5. EYができること──「自走できる企業」へ伴走する

われわれの役割は、変革を代行することではありません。クライアント自身が、自社のアーキテクトと事業部門で意思決定を回せる状態をつくることにあります。外部のSIerに依存するのではなく、自社のアーキテクトと事業部門が共同で意思決定を担い、変革を回し続けられる体制を持っていること──これが、AI時代に競争優位を持続させるための重要な条件となります。

構想フェーズで描いた目指す姿を、実行フェーズで継続的に測り・回し、組織にガバナンスとケイパビリティとして埋め込んでいきます。アーキテクチャは、もはやドキュメントではありません。変革を回し続けるエンジンとして機能します。その設計と定着まで、ともに進めます。




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