EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
2024年4月、国際会計基準審議会(以下、IASB又は審議会)が、財務諸表における表示及び開示に関する新しいIFRS会計基準を公表しました。IFRS第18号は、財務諸表におけるコミュニケーションを改善することを目的に2014年以降進められてきたIASBの基本財務諸表プロジェクトの集大成となるものです。
IFRS第18号が発効すると、IFRS第18号がIAS第1号に置き換わり、IAS第1号に現在含まれる要求事項の一部がIAS第8号、IAS第7号に移行されるとともに、いくつかのIFRS会計基準に狭い範囲の改訂が発効します。
IFRS第18号の新しい要求事項として、以下が挙げられます。
IFRS第18号及びそれに伴うその他の基準書に結果的に生じる改訂は、2027年1月1日以降開始する事業年度から発効し、早期適用も認められます。
本稿では、大半の報告企業の財務諸表に影響を及ぼす可能性があるIFRS第18号の新しい要求事項と、それに伴うその他のIFRS会計基準への結果的に生じる重要な改訂を解説しています。
EYのIFRS専門家チームは、国際財務報告基準の解釈とその導⼊にあたり、企業が直⾯する問題を精査します。
IFRS財務諸表記載例、日本基準とIFRSの比較、毎期決算上の留意点などのIFRSプロジェクトにおいて有用な基本ツールをご紹介します。
EYのプロフェッショナルが、国内外の会計、税務、アドバイザリーなど企業の経営や実務に役立つトピックを解説します。