EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
2024年5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は共同で、IFRSサステナビリティ開示基準(ISSB基準)と欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の整合性に関するガイダンス資料を公表しました。
本資料は、ESRSとISSB基準における気候関連のサステナビリティ開示に焦点を当てた相互運用可能性ガイダンスを提供するものです。
ESRSとISSB基準には、多くの整合した要求事項がある一方で、両基準への準拠を表明するために、企業が対応しなければならない相違点があります。
グローバル企業で、ESRSへの準拠が義務付けられている法域に報告企業を有し、かつ、ISSB基準への準拠が義務付けられている法域にも報告企業を有する場合、両基準への準拠が必要となる可能性があります。
IFRS S1における重要性の定義は、投資家にとって意思決定に有用であることに焦点を当てており、ESRSにおける財務的マテリアリティ(重要性)の定義と一致しています。しかし、ESRSは、投資家に加えその他のステークホルダーにとって何が意思決定に有用な情報であるかを考慮するダブル・マテリアリティによる評価を要求しています。
英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。
Interoperability guidance published on ESRS and ISSB Standards
EYのIFRS専門家チームは、国際財務報告基準の解釈とその導⼊にあたり、企業が直⾯する問題を精査します。
IFRS財務諸表記載例、日本基準とIFRSの比較、毎期決算上の留意点などのIFRSプロジェクトにおいて有用な基本ツールをご紹介します。