EU Sustainability Developments:CSRDの簡素化 ー オムニバス指令の主な影響

2026年3月18日、CSRD及びCS3Dを改正するEU指令(コンテンツ指令)が発効しました。これは、サステナビリティ報告の有用性を企業の意思決定者及び資本市場に対して維持しつつ、その適用範囲及び複雑性を削減することを目的としたものです。

これにより、CSRDに基づく強制的なサステナビリティ報告は、現在では従業員数が1,000人超かつ売上高が4億5,000万ユーロ超の企業のみに適用される等、適用範囲が縮小されており、また、スケジュールについては、従前の「ストップ・ザ・クロック」指令により変更された報告時期が、引き続き適用されます。さらに、新たな軽減措置として、より高い閾値、バリュー・チェーンにおける保護措置、機密性に関する規定の強化及び限定的保証要件の安定化が含まれます。

今後もさらなる変更が予定されており、簡素化されたESRS、自主任意適用基準(VSME)、非EU域外向けESRS(N-ESRS)及びデジタル報告に関する措置が、2026年から2027年にかけて委任法令により最終化される予定となっています。


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英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。
EU adopts major reforms to streamline CSRD sustainability reporting



【翻訳者】

馬場 翔太
EYベルギー JBS(Japan Business Services)  シニアマネージャー 公認会計士




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