EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
失われた30年、モノ売りからコト売りなどさまざまな表現でバブル期以降を表現されていますが、経営者への当面する経営課題を問うアンケート調査でも、「売り上げ・シェア拡大」や「収益性の向上」などは、新型コロナウイルス感染症や未曾有の紛争を経験する前後においても、一貫して変わらず、常にTop3に位置付けられており、日本企業の成長鈍化が大きな課題となっていることがうかがい知れます。特に日本の産業を代表する製造業は、この30年間でCAGR約0.48%程度のほぼ横ばいでの低迷、しかも、事業成長の担い手となる販売従事者(営業)が、30年間で2001年をピークに、約160万人も減少しており、その深刻さを裏付けていることがわかります。
一方、海外では、事業収益成長の責任を一手に担うCRO:Chief Revenue Officer 収益最高責任者の登場が注目を集めています。
CROとは、企業が生み出す全ての「収益(Revenue)」に関するプロセスと戦略に最終責任を持つ役職または、機能組織のことを指し、CEOの直属のポジションとしてCEOが掲げる経営戦略に基づき、収益最大化のために全部門を横断的に統括・指揮する役割を担うことを指します。
海外では、Fortune 100企業においてCROのような役職を持つ企業は、同業他社よりも1.8倍高い収益成長率であり、収益オペレーションが連携している企業はそうでない企業に比べて19%早く成長しているといった研究論文が発表され注目されています。
EYでは、これまでのプロジェクト実績と経験に基づき、日系企業において、持続的な事業成長を担う責任者をCROと呼称することとし、当該責任者たちが取り組むべき経営アジェンダを、CROアジェンダとして整理し、解決するためのオファリング(ソリューション)を日本国内で先行して立ち上げました。
CROアジェンダでは、3つのビジネストレンド(経営課題)を解決するために、CROが取り組むべき14のアジェンダを掲げ、これに対して、6つオファリング(コンサルティングメニュー)を提供しています。
| オファリング | 特徴 |
| 販路開拓・営業強化支援 | 新規市場開拓や既存市場での深耕強化などの課題に対し、EY独自のABOT(フレームワーク)をベースとした伴走型による営業力を強化 |
| ブランディング戦略支援 | コモディティ化が進む市場での勝率向上に向けて、当社製品・サービスの独自の提供価値やポジショニングの再定義を通じてセールスマーケティング及び営業力を強化 |
| カスタマーテック高度化支援 | SFA/CRMの導入支援はもとより、導入後の効果創出・定着化の課題解決のため、マネジメントプロセス再設計やAIエージェントを活用した業務高度化による営業力の強化 EY独自のWAO(フレームワーク)をベースとした業務変革 |
| CRO型組織設計支援 | 専業分断化することで、収益獲得が機会ロスしている顧客接点組織を、顧客体験を中心としたプロセス・組織・KPIに 見直すことで分割損をなくし、収益獲得の最大化を支援 RevOpsを前提とするCRO組織への変革 |
| 業務コスト最適化支援 | 営業やマーケティング等、顧客接点と組織拠点が散在するによる 収益性(利益)悪化の課題に対し、シェアードサービス化、BPOマルチベンダー管理支援によるCACなど業務コストを最適化 |
| エンプロイーサクセス支援 | 営業人材の育成及びキャリアデザインなどの課題に対し、セールスイネーブルメント組織の設計支援や営業等組織における人材モデル・業績評価制度設計 |
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