持続可能な社会の実現に向け、近年サーキュラーエコノミーの概念がますます重要視されています。

企業においても、従来の大量生産・大量消費・大量廃棄のリニアモデルから脱却し、資源の効率的利用、製品や素材の長寿命化、再利用・リサイクルを組み込んだ循環型のビジネスモデルへ移行することが、持続可能な成長戦略における不可欠な要素となっています。この循環型モデルは、資源の使用を最適化するだけでなく、自然資本の保全にも寄与します。資源の持続可能な利用は、自然環境への負荷を軽減し、生態系の健全性を保つために重要です。

本セミナーでは、EUの法規制(EUバッテリー規則、包装および包装廃棄物規則、デジタル製品パスポートなど)の最新情報について詳しく解説するとともに、企業がサーキュラーエコノミーに取り組む上で重要となる、1)法規制対応、2)戦略立案、3)サーキュラートランジションという3つのアプローチを整理し、最新の動向と実践のポイントを解説します。

また自然資本の対応に関して、近年、企業や金融機関において急速に進むTNFD開示について、関連動向やバリューチェーン上流側に目を向けた評価の考え方、開示の先にあるビジネスとの関係性について解説します。サーキュラーエコノミーの実現は自然資本の保全と密接に関わっており、企業が持続可能な成長を追求する上で、両者の連携が不可欠です。

概要

開催日時:2025年11月4日(火) 16:00~17:30
開催形式:オンライン開催
参加費用:無料
主催者:EY新日本有限責任監査法人 CCaSS事業部
 

プログラム

16:00~16:05(5分):開会のごあいさつ
EY Japan CCaSS パートナー/プリンシパル 茂呂 正樹

16:05~16:45(40分):サーキュラーエコノミートランジション
EY Japan CCaSS シニアマネージャー 井出 陽一郎

16:45~17:25(40分):TNFD開示における上流側評価の考え方と開示のその先
EY Japan CCaSS マネージャー 松島 夕佳子

17:25~17:30(5分):クロージング
 

EY登壇者プロフィール

  • 井出 陽一郎
    EY Japan CCaSS シニアマネージャー

    2023年8月 EY新日本有限責任監査法人入社。気候変動・サステナビリティ・サービス(CCaSS)においてサーキュラーエコノミーを担当する。EU規制対応、ビジョン・戦略・施策・目標策定、ESRS E5開示支援サーキュラーエコノミー関連調査、など多数の顧客を支援。
    前職大手総合化学メーカーにおいては、プラスチックリサイクル、マイクロプラスチック研究、資源循環デジタルプラットフォーム開発などを手掛けた経験を有する。また、複数のサーキュラーエコノミー関連のナショナルプロジェクト立ち上げにも尽力した。
     
  • 松島 夕佳子
    EY Japan CCaSS マネージャー

    JICA青年海外協力隊(環境教育隊員)、環境教育・環境政策関連のNPO法人での勤務等を経て、2013年に建設コンサルタント会社に入社。自然環境調査を行う現場から国の政策支援まで幅広い経験を積み、2023年にEY新日本有限責任監査法人に入社。サステナビリティ情報の開示支援等に従事している。
    環境の主要な柱となる生物多様性・資源循環・気候変動に係る国および地方公共団体の環境政策・環境関連計画策定支援に多数携わり、環境分野の幅広い知見を有する。

注意事項など

※フリーのメールアドレスでのご登録はできません。
※内容は、都合により変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
※同業他社、コンサルティングファームなどに所属する方のお申し込みはご遠慮願います。
※ウェブセミナー視聴のトラブルシューティングはこちらからご確認ください。

お問い合わせ
EY新日本有限責任監査法人 CCaSS事業部



ウェブキャスト

オンデマンド配信期間:2026年11月3日

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