EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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カーボンニュートラルを実現するためには、エネルギー供給構造を抜本的に転換し、バリューチェーン全体を再構築する「エネルギートランジション」が必要不可欠です。私たちは世界150以上の国と地域で展開するサービスと専門的な知見を駆使し、脱炭素化に取り組むクライアントのエネルギートランジションを戦略から実行に至るまで一気通貫で支援します。EYはグリーンで持続可能な新しい価値創造を追求し、より良い社会の構築に貢献します。
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カーボンクレジットと炭素市場の全体像
カーボンクレジットは、ネットゼロに向けた移行を円滑に進めるための重要な手段です。
カーボンオフセットを巡っては多様な用語が用いられていますが、EY Carbon Neutral Hubでは以下のように定義しています。
- カーボンクレジット:CO₂または同等の温室効果ガス1トン分の排出回避または除去を表す、認証済みかつ譲渡可能な証書
- 排出回避(Avoidance):通常であれば発生していた排出が、特定のプロジェクトによって防がれたもの
- 除去(Removal):大気中からCO₂等が回収され、長期的に貯留されたもの
カーボンクレジットはオフセット・プロジェクトによって創出され、クレジットを使用することで、企業活動に伴う排出量と相殺することができます。
カーボンクレジットは行動を先送りするための手段ではなく、より迅速かつ実効性のある排出削減を可能にするものです。カーボンクレジットを利用している企業が、利用していない企業より意欲的な排出量削減目標を設定しているというデータも示されています。
EYの分析結果から明らかになったのは、信頼性の高いクレジットと社内での積極的な排出削減を組み合わせることで、パリ協定と整合的なシナリオにおいて、社内対策のみに依存した場合と比べ、脱炭素に要するコストを45~65%低減できるということです。
一方で、需要の拡大、品質重視の傾向、供給コストの上昇により、カーボンクレジットは今後、入手が難しくなり、価格も上昇していくことが予想されます。